是か非かとか書いていますが、別に好みの問題と言えばそうなのです。
ルールなど無いのです。

私もかつては茶道など習っていて、一応お茶名まではいただいています。
また、着付け教室に通っていた事もあるので、実家に保管している着物は時々着ています。


エルメスラバーの中には着物を着ている方も多いはず。
反対意見も多いと思いますが、あえてこの事を書いてみたいと思います。

昔見た「家庭画報」などのマダム雑誌でも着物にケリーバッグを合わせているグラビアを見たことがあります。


当時は私も「ケリーバッグが届いたら合わせてみよう!」と思っていたのですが、実際に着物にケリーは持ったことがありません。

理由その1:なんとなく玄人っぽく見える
後々、高級クラブのホステスさん、歌舞伎役者の奥様がよくこのコーディネートをしているのを見ました。
ホステスさんはともかく梨園の奥様方が玄人と表現するのが適しているかどうかは別として、やはり一般人とは違うような気がします。
着物×ケリーの組み合わせはどことなく玄人っぽさが漂うので、自分がするのは何か違うのかなと思いました。

理由その2:着物の柔らかさとケリーの固さが合わない
特に紬ではなく、付け下げ、訪問着などの着物は柔らかい雰囲気があるので、私の持っている外縫いのケリーには合わない気がしました。
また、私の持っている付け下げ、訪問着は淡い色が多いので、私の黒いケリーは色も合いません。
黒いケリーに合う濃い色の着物(黒や紺、濃い紫ベースのもの)は、やはり↑玄人の方が多い気がします。
ホステスさんは着付けも帯の形をキッチリと固めにしたり、衿やおはしょりのの出し方などが独特です。
そのようなかっちりとした着付けがケリーと不思議と相性が良いのです。

「玄人っぽい」という言い回し、なんだか職業差別のように書いてしまいましたが、もちろんそのような意図はありません。
ただ、まとっている空気感は明らかに違うので、分かりやすく表現しただけです。

一般人の私はおとなしく無難に着物には和風の布バッグを合わせる事にします。