協力コ-チの北垣です。

10月仕上期からレ-スまでのことについてお話しします。

 

練習計画(失敗例)

 

https://media.toriaez.jp/y2513/2.pdf

 

 10月は7月から8月にかけてマラソンのスタミナ脚筋力養成、そして9月ロ-ド30キロを融合するために週末30キロペ-ス走のギアを一段階上げて調子を上向きにすること。

 11月に入ればレ-ス2週間前にハ-フマラソンをフルのペ-スで走りきりトップコンディション近くに持って行く。残り2週間は疲労を抜きながらコンディションの維持に専念してレ-スに臨むのが毎年の戦略です。

 しかしながら今年は9月の段階から極度の疲労で30キロがまともに走れない予期しないことが生じました。10月に入っても9月の状況が変わらないまま第1週は休養と疲労抜きのジョグに当てます。5日に5250Mのテンポ走を経て7日に30キロを行いますがキロ4’35を意識して走るも4’46かかり全く余裕がありませんでした。焦りから2日後に低速で30キロを試すのですが21キロで中止しています。6日後の15日にまた30キロを走りますが12キロで中止、糅てて加えて翌日には今まで抑えてきた左足底筋膜炎が悪化してきます。今思えばコンディションが悪いまま10月に入り最初の30キロで走れないのであればなぜもっと休まなかったんだろうか中途半端なペ-ス走を試み途中で止める最悪の練習パタ-ンを踏んでいます。レ-ス4週間前の22日に最後の30キロを4’36で行いますが疲労を体に残したまま、故障を引きずりながら最終段階に入ります。23日前の28日に5250Mテンポ走を3本行い動きを確認します。少しは疲れがとれたかなと実感できましたがもうこの先じたばたしても仕方が無い。いつものようにやるだけと2週間前にハ-フマラソンに出場しフルのペ-スで試してみます。疲れはまずまずとれて2時間40分のペ-スで10キロまではいけましたが中間過ぎから左足裏がうずきだし痺れてまともにキック動作ができない感じになってきたのでジョグに切り替え1時間29分11秒でゴ-ル。10月下旬からは足の痛みが心配になって鎮痛剤を飲みながら誤魔化し走っていましたが足の状態も悪化する方向でこれはサブスリ-ペ-スセッタとしての任務完遂が難しいなということを認識せざるを得ませんでした。

残り2週間は足の痛みをコントロ-ルしながらジョグで体調調整。8日前に18キロを4’42で走り4日前に5250Mのテンポ走を入れて当日を迎えました。疲労はなんとかとれたとは思いますが9月から調整がうまくいかず不安を抱えてのスタ-トラインです。

レ-ス開始後の感覚も体が普段よりも軽い。動きは悪くはないが軽すぎる走りの感覚でした。4’14平均で集団をリ-ドしていきます。中盤まで足の痛みも忘れランに専念しましたが25キロ過ぎから左足裏が痺れだし集中力が弱まります。30キロ過ぎから腹が減りだし明らかにスタミナ切れの症状。多分25キロ足が気になりだしたときからスタミナ切れは始まっていたのだろうと思います。35キロから足の痺れが激しくまともにキックできなくなったので一緒に走っていたペ-サ-に事情を話し任務はここで断念することとなりました。 ゴ-ルは足を引きずり3分遅れの3時間3分2秒 苦い経験となりました。

 以上失敗例ですがこの原因はなんだったのか考察し、50半ばからシニアに向かっていく中高年ランナ-の練習について次回お話ししたいと思います。

 

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