
高校2年生の時に、何もわからぬくせに購入したインパルスレーベル復刻盤2枚。
最初に聴いたのは、コルトレーンのLIVE at ビレッジバンガードの方でした。
なぜかというと、これまた解りもしないくせに読んでた雑誌「ジャズライフ」に、頻繁にこの名前やらが紹介されていて、、きっと凄いジャズメンなんだろうと興味を持ったから^_^:
チャーリーパーカーはかろうじて知ってましたが、ジョンコルトレーンは当時全く知らなかった^_^:
あまりにもその文字や写真が沢山載ってるのでレコードを買ってみようと思いました。
で、A面に針を落としてみたところ、
バァーーーーっと、バスクラ(エリックドルフィー)の低いロングトーンが唸り、バックではエルビンジョーンズの櫓太鼓みたいなドラムが暴れている。ビートが始まるとそれは単調なコードが繰り返されるだけ。
それまでベニーグッドマンやグレンミラーしか聴いたことがなかったので、??と感じました。
で、コルトレーンのアドリブが始まりますが、、これまた何だかメロディックではない何だか掴みようの無い感じのフレーズ、、
次のソロ回しでエリックドルフィーのバスクラが炸裂、、完全に訳わからんごつなりました^_^:
でも何だか、妙にクールで不気味にオシャレな感触を得ました^_^
これが、わたしの人生初のモードとの出逢いでしたね^_^
2曲目のソフトリーアズモーニングサンライズは、ピアノトリオで始まる。マッコイタイナーのピアノ、レジーワークマンのベース、エルビンジョーンズのドラムという黄金ユニットで、これはカッコ良かった!しかし、後半コルトレーンのソプラノサックスのアドリブに突入しますと、、なんだか音が数珠繋ぎに、抑揚のない感じでブロウされ、高校2年の私にとってはつまらない感もありつつ、妙に興奮した感もあった。これが人生初のシーツオブトーンとの出逢いでした。^_^
レコード盤をひっくり返しB面をかけると、いきなりイントロらしきものがなくドカンと始まった。ピアノレス、ワンホーントリオだ!?
チェイシンザトレーン、、、B面丸ごとこの一曲、、、
そして、あのアドリブだ^_^:
後半は、もうテナーサックスの悶絶と絶叫のようなアドリブ、、、
当時、僕は「あー、これはフリージャズなんだな、、、わけわからん、、」
となりました。
そうして、オリバーネルソンのブルースの真実とともにこれら2枚のレコードはオハコになったのでした^_^:
しかし、、
その後、歳月が経ち、自分もちょっぴり成長しましたら、、この2枚は、神々のレコードとなりました。聴けば聴くほど味がでる、新たな発見が盛りだくさん。
長く音楽人生やっておりますと、色んな事がありますね。^_^
本当に有難いと感じます。
音楽の神様に感謝します♪