
ハービーハンコックの「Head Hunters」を聴く。
今、聴いてもめちゃくちゃ新しいサウンドだ。
カッコ良さが凄すぎる。
1973年リリースの作品だが、45年前の音楽とは信じられないカッコ良さ。
収録曲は、
・カメレオン
・ウォーターメロンマン
・Sly
・Vein Melter
この冒頭のカメレオンの始まりの部分でイってしまうほどのカッコよさ。
なんさま、むしゃんよか♪
そしてこの約10年後には、あのグラミー賞受賞の「Rock it」がリリースされる。
このHead Huntersにも、既にRock itのムードが漂っている。
まだ、スクラッチは入ってないけど。
Rock it当時、私は高校3年生。既にJAZZに熱中してましたが当時聴いてたのは、グレンミラー楽団とか、ベニーグッドマン楽団とか、スコットハミルトンとか、ベニーカーターやチャーリーパーカーといったとこ。
コルトレーンも聴いたけど、いっちょんわからんかった (^^;)
で、周囲の(今だから言えるが)Disco(ディスコ)通いしていた友人たちが、このRock itを聴いていた。
当時、異常な偏見で、私はJAZZ以外の音楽は”幼稚な音楽”と誤った認識をもっていて、Rock itみたいなディスコでかかるような音楽は甘ちゃんと思ってました。
しかし、
「ハービーハンコックって、、、ジャズピアニストじゃなかったけ???」
とうっすら、疑念みたいのもってた。
で、その半年後には東京へ登るわけですが、
上京後、テレビでハービーハンコックのRock it来日記念ライブの収録みたいのが流れていて録画して何度もみた。
ハマったのです。
上京後、少しづついろんなバンドで演奏するようになって「ジャンル」なんちゅう言葉というか定義がハナクソみたいなもんに思えてきた。
「カッコいいものはどんなスタイルであれカッコいい」
ハービーハンコック先生率いるRock itバンドは凄かった。そして、Head Huntersバンドも同様に超絶カッコいい。
私の好きなジャズピアニスト、
マッコイタイナー
ケニーカークランド
ハービーハンコック
ドングロルニック
ジョーイカルデラッッツォ
中でもハービーハンコックはピカイチ
映画「ラウンドミッドナイト」の中で、これまた神様の一人であるデクスターゴードン演じるデイルターナーがライブ中に酒を飲もうとして、そのグラスを引っ込めるシーンでのニヒルな笑顔もカッコ良かった。
Head Hunters、すげえ
Rck it、すげえ