9月までは「基金訓練」という名前でしたが
10月から「求職者支援」にリニューアルしました。
講師にとっては、やりづらいものになりましたね。
リニューアル前、同じような書類を何枚も書かされました。
そのたびに「国が~」という理由説明。
今回、某ライセンススクールから、来春(3月下旬開講)の
講義を依頼されたのですが
「講師の変更は認められない。変更したら、求職者支援
そのものをやれなくなる。」
とのこと。
国の締め付けがかなり厳しくなっているようです。
しかしですよ。
同じような書類をいくつも書かされるとか、その提出期限
が明日とか~
締め付けというより、イジメじゃないですか。
ただ、これはいじめる側(国)ではなく、学校側に問題が
あったのかもしれません。
基金訓練は、ビジネスとしては、おいしかったみたい
ですね。
開講するだけで100~200万が国から支給されたり、
開講後も「受講生一人あたり6万~10万」が毎月
支給されたり。
それが見直され、支給額が減らされたようですが、
金銭面だけでなく、いろいろ要件も加わったようです。
「キャリア・コンサルティング」の時間を必ず入れるとか、
クレームがあったコースは再申請ができなくなり、
改善計画を求められるとか。
当然ですよね。
失業者を減らすことは大切な国策。
効果のない「支援」にお金を出すわけにはいきません。
おそらく、国から「効果」の面で、目を付けられたのでしょう。
ずっと前から思っていたんですけど、運営側(学校)に
「受講生(求職者)の視点」がないんですよ。
「再就職のために必要なこと」を検討した形跡がない。
カリキュラムを見ても、「知識の提供」にムダに時間を
かけています。
11月に、横浜で労働法関連の講義やりましたけど、
「年少者」で1日、「妊産婦」で1日、「労働組合法」で1日
とる日程表見て驚きました。
3つ合わせても、半日で終わりますよ。
運営側に具体的な指針があるわけでもないんですよ。
まぁ、年金制度の解説や簿記で3日ぐらい消化して
しまいましたけどね(笑)。
以前、学校の副社長が
「時間余るのは講師の準備不足」
って言ってましたけど~
私に言わせれば、「運営側の怠慢」です。
「パソコンの使い方」が全行程の半分を占めるのも
時代錯誤。
「知識やスキルがあれば就職できる」
これ、20年前の話です。
では、再就職のために必要な素養は何か?
これについては次回。