ご無沙汰しております。

 

「ブログが静かな時は

舞台裏がめちゃくちゃ動いている」

 

そんな感じで

4月、5月はもう大変でございます(笑)

 

しかし、今年はどうも後半に向けて

面白い企画を打ち出せそうで、

今もがいているところですので

請うご期待いただければ幸甚です。

 

さて、そんな最中

ある方とちょっとした会話をしながら

愕然としたことがありましたので、

それを書き記しておきます。

 

ずばり、自分で一人ビジネスする際に

 

「その考え方、危険です!」

 

意外とよくあることのようなので

まとめておきますね。

 

 

そもそも、ことの発端は

起業を目指す、ある才能あふれる方が

自分がやりたいことを話してくれたのです。

 

その方を、Aさんとしましょう。

Aさんの芸術的センスは実際スゴイもの。

 

これまでにもプロのアーティストさんから

仕事のオファーがあったりして、

明らかにタダ者ではありません。

 

そんなクリエイティブなAさん。

自分のセンスを活かして

企画広報の仕事を始めたいとのこと。

 

で、わたしも話の流れで

企画案を見せてもらったのですが、

 

一面の写真にキャッチコピーが数行だけ入った

JRや地下鉄の駅に貼られていそうな

アーティスティックなポスターでした。

 

なるほど。

 

アートとして素晴らしいと思いましたが、

話全体の流れでAさんの傾向に

ちょっと気になるところがあったので

わたしは言いました。

 

「これは、いわゆるイメージ広告ですね。

大手企業とか、いわゆる

資本のあるところがお金を掛けて

あちこちにばら撒いてブランド化するやつです。

 

ブランド化が利いてくると、

お客さんは何となくそれがいいような気がして

何となく買ってしまいます。

 

もちろん効果があるので

今まで広告の王道だったんですが、

個人起業家の場合

全く違うアプローチをすることも多いんです。

 

小さいところ、個人起業家は

広告宣伝費をたくさん掛ける資金も

長期的に利益回収する体力も

無いことが多いですからね。

 

言ってみれば、イメージ広告とは

資本があってこそできる贅沢なやり方で、

個人起業家にはなかなか難しいわけです。

 

そこで、個人起業家のセールス手法として

相手にとってのベネフィット(利益)を

クリアにするという方法がよく取られています。

 

イメージ広告とベネフィット広告、

どちらも長所短所ありますけれど。

 

これから企画広報やられるなら、

お付き合いするクライアントのタイプも

ちょっと意識されてみると、

また何か見えてくるかもしれませんね」

 

するとAさんが言われたのです。

 

「ポスターの企画は、

何もお金かかりませんよ?」

 

続けて言われたことには

 

「○○町のポスターとか、

役場の一職員が作ってますから」

 

さて、この言葉を聴いて

あなたはどう思われるでしょうか。

 

「そうだよね、今時コンピュータで

販促用品ちゃちゃっと作れるし、

写真やツールもタダであるし

素人でもカッコいいの作れるよね」

 

そう思われた方。

とてもクリエイティブだと思います。

 

しかし、企画する「時間」や「労力」を

「お金が掛からない」とする認識は

起業家、経営者を目指すのであれば

危険レベル・マックス10です。

 

○○町の役場職員の方が

プロに高いお金を払わずして

ポスターを作れるのは

「相対的」に見れば安価です。

 

しかし「タダ」ではありません。

 

役場の職員さんはお給料をもらってますから

人件費はしっかり掛かっています。

 

ポスター作りに時間を費やすということは

代わりに「そのほかの仕事」が

遂行されない、遅れるということです。

 

経営者視点で見れば、

  • 遂行されるべき仕事
  • 時間=人件費を掛ける仕事

は、利益に結びつかなければいけない

 

それも、より早く結びつけば

よりコストパフォーマンスが高い仕事、

リターンの高い投資になります。

 

で、イメージ広告です。

 

確かに「企画」はローコストかもしれません。

売れっ子プロに頼めば

30万とか100万とか掛かるのが

名も無い一個人が低予算で作れます。

 

とはいえ、今度はそれを

世の中に出す費用が掛かります。

お金が無ければせっせと

ブログで記事を書くとかSNSとか(笑)

 

いずれにせよ、時間と労働のどちらか

または両方を使って

「広報」していく必要があります。

 

世に広く出さなければ

そもそも「企画」する意味自体ありませんよね。

ですから、ここはもう必要経費(労働)です。

 

これまた、役場の職員さんがやれば

人件費ですし、

あなたが自分でやれば

自分の時間が費やされます。

 

ここで、そういう時間を

「タダ、安価」と考えてしまっているとしたら・・・

 

危険思考です。

 

起業家の場合、

いくら「ポスターを作ること」が上手でも

それを「売上につなげること」ができなければ

利益ゼロです。

 

役場の職員さんは、

そのポスターの経済効果が1%でも200%でも

あるいはマイナスであってすら

一応働いた時間のお給料はもらえます。

 

しかし起業家は、

売上につながらなければ収入はありません。

マイナスなら「負債」です。

 

そもそも、どうしてプロはそんなに高いかというと

お金を払えば「リターンがあるはず」という

前提があるからです。

 

それが無いままイメージ広告売っているなら

お金持ちの道楽であって

ビジネスではありません。

 

カッコいいものにしろ、そうでないものにしろ

それなりに掛けたコスト(時間と労力、犠牲)

で出来上がる広告は

 

「ちゃんと利益に、タイムリーにつながるか」

 

を判断するのが経営者。

これが「費用対効果」です。

 

つながると判断すれば、やればいいだけです。

どうかな?でももしかして、と思うなら

トライ&エラーとしてやるのももちろんアリ。

 

しかし一番良くないのは

  • みんなやってるから
  • よく見るから
  • カッコいいのを出したいから
  • 自分のこだわりがあるから

というような理由で

収支を考えずにやることだと思います。

 

ポスター作ること自体が楽しみだとか、

自分の夢を叶えたいとか、

そういう理由ならいいんですよ。

 

でも、利益上げるのが目的なら

「ここで費やされる時間やお金は

リターンにちゃんとつながるのか」を

常に考えるべきだと思います。

 

そうしないと体力(資金、時間)食われて

継続できなくなります。

 

こだわりは、大切だと思います。

でも、こだわりにこだわる余り

体力が尽きて「経営」が行き詰れば

ビジネスはおしまいです。

 

自己実現がしたいのか。

どこまで行きたいのか。

そこまで行くための体力は

きちんと付けていけるのか。

 

健康管理、やっぱり大切と思います。

個人的には。

 

 

 

 


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