暗喩に満ちた映画でした。
〈私〉が感じたことをつらつらと。
🌟愛(統合意識)とエゴ(分離意識)の争い。
🌟夢幻からの目覚め。
(鬼の夢幻を見せ続ける「術」から目覚めさせるため、夢に現れた亡き父のひとことにインスピレーションを受け取った炭次郎は、術をかけられる度に、ある行動をとる。)
夢の領域の外側に広がる〈無意識領域〉
その中にある〈核〉〈魂?〉を壊せば、その人物は死ぬ、と鬼は語る。
鬼滅隊4人に夢を見せている間に、〈無意識領域〉に入り込み、〈核〉を見つけ出し破壊するよう命じられた、4人の人間の子供たち。
彼らはそれぞれ「いま」の情況が受け入れられずにいて、鬼から「いい夢」を見せてやるとの条件の下。(エゴの取り引き?)
しかし、炭次郎の〈無意識領域〉に入り込んだ少年が観たものは、
静かで、美しく、温かな世界だった。
おまけにそこにいる〈精霊〉たちは、敵である少年を〈核〉まで案内する。
いままで経験したことのない〈大きな愛〉に包まれた少年は改心し、そのまま帰ってきてしまう。
それほどまでに〈無償の愛〉に満ちた炭次郎の〈無意識領域〉✴
もちろん映画を観た一人ひとりが、「何にフォーカスするか」「何を重ねて観るか」は違っていい。
公開されてから25日ほど経過したいまも、4スクリーンを使い、かなりの上映回数にも関わらず、ほぼ満席状態でした。
この世界に「偶然」はないから……(^ー^)
さあ「夢幻」から目覚めて「無限」の旅へ出かけましょう♪(^ー^)