あの子のアンブシュアを直してください!
と言われた時のレッスン。
ある日
指導の先生から言われました。
*アンブシュアとは
管楽器の演奏者が、楽器を吹く時の口の形およびその機能のことである。
Wikipediaより
この出来事は
今でも私の心の中に引っかかっています。
アレクサンダーテクニークを
学ばなかったらどう指導したのだろう?
といつも考えます。
学校へ着くと、指導者から
今日はあの子のアンブシュアを直してください
って言われ、とても悩みました。
まだ
アンブシュアモーションなどのことは
わかっていませんでしたが
全ての人に
本に書いてあるアンブシュアは
当てはまらない!と考えていました。
(ホルンだったらマウスピースは真ん中で、上唇が2/3・下唇が1/3みたいなこと)
指導者には
あの子が吹きやすくなるようにみてみます
とだけ答えてレッスンしました。
レッスン中に生徒さんと話し
呼吸と唇の密着を増やす実験を
していきました。
あの時、アンブシュアについて
指導者ともっと話しができたらよかったなぁ…
と今でも後悔の気持ちが残っています。
生徒のため良かれと思っての
指導者の言葉なんだと
理解はしていますが
もっといろんな可能性があることを
お伝えしたかった。
指導者は何を見て
アンブシュアを直す
ということを考えたのだろう?
生徒さんとは
どんなことを試したのだろう?
上手くいった時は
どんなことを考えていたのか?
今なら話したいこと、話せることは
たくさんあります。
今日はそんなことを思い出しました。