世の中は連休ですが、私には連休なんてないから!そんなものはありませんから!!

 

毎日が日曜日の気楽な年金生活者とも言えるし、介護に追われて週末もなく毎日が平日で疲れ切っているとも言える。楽しいことも嫌なことも、暦に関係なく降ってかかってきます。

 

そんな中で何が楽しいかと言えば、今まで知らなかったことを知ること。

 

ミケランジェロは誰でも知っているのですが、イタリアでは4月27日のWorld Design DayのことをGiornata Mondiale del Disegnoといい、ミケランジェロを思い浮かべるようなのです。FirenzeにはPiazzale Michelangelo(ミケランジェロ広場)があって、観光スポットになっているといいます。

 

そんなことを全く知らなかった私は、Giornata Mondiale del Disegnoとは一体何?っていう感じでちょっと調べたりしていました。disegnoを辞書で引くとデザインとかデッサンとかいう訳語が出てきます。でもこの日は単にデッサンの技巧に着目するだけではなく、ヴィジョンとか思考様式などを祝う日なのだそうです。

 

disegnoといえばミケランジェロ、しかも彼の秀でた能力とは、実際に目に見えるものではないもの、手に触れることもできないもの、そういうものを具体化する能力であるわけで、なんとも素晴らしいではないですか!つまり造形能力ということでしょう?自分の頭の中にヴィジョンがあって、それを彫刻を通じて一つの素晴らしいかたちにまで作り上げるわけです。

 

有名な作品にPietaというのがあります。聖母マリアが十字架から下ろされたキリストを抱いている像です。これは実際にその場面を見て作り上げたわけではもちろんなく、ミケランジェロの想像力による創造です。大理石の塊をあのような像に作り上げる造形の力に圧倒されてしまいます。

 

ミケランジェロをもっと知りたくて、ジョルジョ・ヴァザーリ『ミケランジェロ・ブオナローティの生涯』という本を借りてきて読み始めたところです。私の連休中の喜びの一つです。

 

 

 

 

今日は、気分もだいぶよくなり、散歩がてらちょっと用を足しに出かけました。本郷通りをずっと行って、途中東京医科歯科大学の横を通り過ぎます。東京医科歯科大学は昨年10月に東京工業大学と統合され、現在は東京科学大学になりました。

 

これまで何回も通り過ぎていたのに気づかなかったのですが、大学の建物に見事な壁画があるのです。今日初めて遠くからこれをみてちょっとした発見に驚いてしまいました。

 

その壁画は、ギリシャ語や英語で日本を紹介するお仕事をしている永田純子さんという方のサイトgreecejapan.comに掲載されていて、詳しい説明とともに鮮明な画像を楽しむことができます。私は写真を撮り忘れたのでぜひこのサイトを訪れて欲しいなと思います。

 

 
医学の父とされる古代ギリシャの医師ヒポクラテスの像と医師の心得とされるヒポクラテスの誓いなどの壁画レリーフなのだそうです。これは教育、研究、診療をあらわしているとのことです。思わず立ち止まって見入ってしまいました。
 
東京医科歯科大学の近辺は大学や病院などが集まっていて、まさに教育、研究、診療を肌で感じることのできるエリアです。もちろん少し離れてはいますが、東京大学もあります。私の散歩コースの一つなのですが、久しぶりに歩いていてみると、学問の世界を感じることができ、風邪でぼけた頭がスッキリしました。
 
もちろんヒポクラテスの誓いの中には、安楽死や堕胎を否定するようなところもあって、必ずしも現代社会の直面する医療の問題にはそぐわないかも知れません。何しろ2000年も前のことだから。でも医師としての心得は他分野の学問で言えば学者としての心得につながるわけだから、立ち戻る意義は大きいのではないかと思いました。

 

 

 

 

先週金曜日から風邪でダウンしています。絶不調です。

 

今の風邪は長引くそうで、そのまま放置しておくと、花粉や黄砂の影響もあって喘息を引き起こしかねないなどと脅かされました。ついに抗生剤まで処方されましたが、私には合わず、副作用が出てしまったので止めています。薬アレルギーなどこれまで皆無だった私ですが、こういうこともあるのですね。

 

こうなると、義母の介護などとてもではありませんができません。ケアマネジャーさんやヘルパーさんをすっかり頼ってしまいました。昨日は特に雨が降って嫌な天気だったのでなおさらのこと気分もすぐれませんでした。

 

以前の私であれば、調子が悪くてもなんとか頑張るみたいな根性物語を実践するのですが、最近はそれはもう止めました。怠けると決めたのです。これをやらなくちゃと思うたびに、そんなことは後回しで大丈夫と心の声が叫ぶのです(笑)とにかく健康を取り戻すことが第一。

 

現役の頃は体調不良で2回ほど授業を休講にした以外は、多少の不調は気合いで乗り切りました。何よりも今よりも若くて体力もあったからそれが可能でした。最近はそうはいかないようです。70歳というのはやはりいろんなことの変わり目で、特に健康面では注意が必要だとつくづく感じます。

 

それにしても日々の家事というのはかなりエネルギーを使うものです。フライパンでチャーハンを作ったり炒め物をしたりするのが辛い。棚からお皿を出すのもしんどい。洗濯も掃除も考えただけで目が回る。スーパーへの買い物は、途中で歩くのが嫌になってへたりこんでしまうのではないかと思うくらい大仕事でした。つまり、生きているってそれだけで重労働なんじゃないかと思うのです。

 

だから、調子の悪い時は怠ける絶好のチャンスだと考えるようにしています。そう考えると自然と気が楽になり、ゆっくり休もうという気になります。以前であれば絶対にできなかった考え方に到達したような気がします。風邪、早く完治しないかな。