●9/14　晴れのち曇りのち雨

15日に福島の浜通りにある菩提寺で伯母（母の姉）と伯父（その旦那）の法事が行われるため、両親と母方の実家へ向かいました。

伯父はがんで亡くなり、続いて伯母ががんで亡くなったのでした。未だ三十代でした。

二人の姉妹（僕の従姉妹）がいましたけど、未だ子供だったので、母方の実家に引き取られ、祖父、祖母、叔父、叔母と過ごすことになったのでした。

二人ともナースになり、姉は横浜市にある大きな病院の外科でOP看をしていて看護部長を務めています。一方、妹は、福島の地元の病院の産婦人科で働いています。

二人とも僕より年上ですけど、小さい頃から仲が良かったので、福島に行くと一緒によく遊んでいました。

13日の夜自宅を出て、実家に寄り、両親を乗せて、外環道→常磐道に乗りました。

深夜1時過ぎの常磐道下りの茨城県守谷SAで夕食としてかき揚げうどんをいただきました。

今日から3連休ですけど、深夜ということもあってか人は少なく、営業している食事屋さんはそば、うどん屋さん一店舗だけでした。

遅い夕食として、かき揚げうどんをいただきました。注文を受けてから揚げてくれるので美味しかったです。

福島県の常磐道下りにある湯ノ岳PAはトイレと自販機、放射線量、交通情報だけのシンプルなPAです。

常磐道を走っていると、ところどころにその場所の現在の線量を示した電光掲示板が設置されています。

僕も事故の後、直ぐにガイガーカウンターを購入して、以降、母方の実家方面に向かう時は持ち歩くようにしています。

掲示板の単位もガイガーカウンターの単位もμSv/hです。常磐道でも事故を起こした福島第一原発近くだけは未だ若干線量が高めですけど、それ以外の地域はもう全く問題の無い値です。

但し、一般の方は入れないものの、第一原発の敷地内は未だに線量は高く、場所によってはmSv、原発格納容器内に至ってはSv単位のとんでもなく高い線量となっています。

医療で用いているX線は、撮影部位や体格、方法に因っても変わりますけど、目安としては、X線の単純撮影は1回当たり60～500μSv、X線CT撮像は1回当たり5～30mSvとなっています。

1mSv＝1,000μSvです。その時の瞬間的な線量を示します。一方、その放射線を1時間受け続けた場合の被爆量は/h、1年受け続けた場合の被爆量は/年となります。単位によって意味も線量も全く異なるので十分注意が必要です。

常磐道下りのいわき四倉PAで朝食として、味噌タンメンをいただきました。美味しかったです。

常磐線沿いにある夕筋海岸です。天気が悪く荒れていました。

以前も紹介したことがありますけど、常磐線の現東善寺トンネルと、明治時代に造られた旧常磐線の東善寺トンネルです。

旧東禅寺トンネルは、現東善寺トンネルより50m程度海寄りにあります。東日本大震災によって移転したのではなく、1967年の電化と共に、移設されたのでした。

長さは156.5mで、当時は蒸気機関車が運行されていました。今では線路は取り外されていて、人が歩くことはできます。この辺りにはこうしたトンネルが数多く残っています。

旧トンネルを歩いてみました。歩けるとは言え、灯りなどは無いので、30mも進むと足下は見えなくなります。スマホのライトを照らして進みました。

トンネルの中は石混じりの踏み固められた土になっていて、比較的歩き易くなっていました。但し、出入口付近は雨の影響でぬかるんでいます。

反対側に出ると竹藪になっていました。あぜ道のような道は雨でぐちゃぐちゃでした。

トンネルを出てあぜ道を50mほど進んだところで道は途絶え、高さ数m下は川になっています。左側を見ると現常磐線の橋梁が見えました。

このトンネルは比較的短いですし、真っ直ぐで出口が見えるので良いですけど、曲がっているトンネルは真の闇ですし、中には1km以上あるトンネルもあるので、歩くのはかなり勇気が要ります(笑)。

東日本大震災以降、雑木林で入れなくなっているトンネルも多いので、行かれる際は十分に注意をして下さいね。

海とトンネルを川と田畑を見た後、母方の実家に入りました。

つづく・・・。

9/14の体調（到着）