●5/6 曇り
昨夜就寝後もトイレに何度か目を覚ましました。布団から起き上がると立ち眩みは相変わらずでした。
立ち眩みはほぼ必ず生じますけど、少しでもそのピークを下げるために直ぐに腰を曲げて頭を下げるようにしています。
対応が1秒遅れただけで症状はだいぶ変わってしまいます。症状が強いと、クラッとするだけでは済まず、全身が痺れるような感覚に襲われ、思考が停止してしまう現象が起こります。
こうした症状についてAIに質問してみると、脳への血流が減少するとそうした症状が起こることがあるとの回答でした。
自分で論文は確認できていないですけど、AIがそのように回答したのですから、そうした根拠がどこかにあるのだろうと思います。最も誤りもよくあるので、何とも言えませんけど・・・。
朝起床してインシュリン薬ノボリンNを6単位皮下注射すると共に、朝用の薬を服用しました。
日中も立ち眩みが続きました。
さて、昨日のつづきです。
根本的にはそうした異常細胞が発現しないようにすれば良いのでしょうけど、残念ながら現時点でそうした方法は見つかっていません。
なので、異常な免疫細胞も正常な免疫細胞もどちらも強制的に活動を抑えてしまう方法で対応しているのが一般的です。
がんのケモ(化学)療法も似ています。異常細胞であるがん細胞を小さくするために投与する薬は正常細胞にも影響を来してしまうために感染症に弱くなり、易感染性となります。
無菌室で治療を受けることがあるのは正常な白血球細胞が減少して感染症に弱くなってしまうためです。
抗がん剤と免疫抑制剤は治療目的と投与量が違うため言い方は違ってますけど薬品としては同じであることがあります。
MTX(メトトレキサート)やCPA(シクロフォスファミド)はその代表的な薬剤で、どちらも抗がん剤として開発され、後に膠原病などの免疫抑制剤として応用されています。
僕の疾患はそうした膠原病系疾患の一種ですけど、僕の疾患は国内はもちろん世界的に見ても症例が少なく、根治療法が無いばかりか、医師でも病名を知らない方がおられるくらい稀有な疾患です。
膠原病や免疫を専門とされている先生ですら医師としての一生の間に1人診ることがあるかどうかだそうです。
僕を最初に診て下さった教授は、この分野では学会に知らない方はおられないくらい有名な先生でしたけど、そんな先生でもこの疾患の患者を診たのは僕を含めて3人だそうです。そのうち2人は今、まさに診ていると仰っていました。この先生は既にご卒業されました。
根治療法の無い慢性疾患は症状が改善しても原則治癒という言い方はせず、寛解という言い方をします。病気は治ってないけど見かけ上よくなって安定した状態です。
膠原病や白血病の急性期はこの寛解導入を目的とした治療を行い、その後は維持療法に移行します。僕は今、その維持状態です。再び急性期状態に陥らないようにしなければと思います。