学生時代の友人と

明治神宮にお参りにいきました。

 

本殿にお参りして

宝物殿(補強工事で休館中)の近くまで

芝地をずっと横切って。

芝のふんわりと押し戻してくる心地好さは

何年ぶりかに味わった気がします。

 

Uターンしてきてから今度は御苑のなかへ。

 

見頃だという菖蒲田に差し掛かると

ちょうど雲間から日が射して

思わず「わぁ!」と歓声が飛び出しました。

とにかく艶やか。

光で白い花が冴えてみるので

紫色との対比が鮮烈です。

 


 

紫も青味の強い色があれば赤紫色もある、

その濃淡がまたバリエーション豊かで

菖蒲がこんなに色とりどりに咲く花だとは

実は知りませんでした。

ベンチから眺めていると

すぐ近くでコゲラが何羽か啼き交わしています。

長閑で気持ちの晴れやかな午後になりました。


自然に触れるといつも思うことですが

彩りにしろ音色にしろ

この膨大な宝箱の中のどれだけを

ヒトは表現できるのでしょう。

そもそも私などは

その何百分の一を感じ取ることすら

できていないのではないか、

……そんな風に感じます。

それでも表現したいと願う気持ちは

どこに行き着くのでしょうね。

 

 

少し汗をかいて

帰りの電車の中では、うとうと……