72回別府大分毎日マラソン

 

4日に開催された香川丸亀ハーフマラソンを

録画したのを後で観戦。

大会の最後にまさかの事態になるとは……。【後述】

 

今大会も昨年に続き、非常にケチ臭い賞金が用意された。

(他の大会では名誉だけなので、

これでも大盤振る舞いか。)

男子では駒澤大の篠原選手、

女子では鈴木亜由子選手の活躍に期待がかかる!!

 

まず、男子のレースでは、

篠原選手の学生記録更新に注目していたが、

中盤以降でいつもの実力を出せていないように見えた。

終盤直前、トップを走るエティーリ選手の

ハイペースが止まらない!!

異様に速過ぎるペースに、

日本勢はおろか3位以下の選手も大きく引き離す!!

 

エティーリ選手はそのままトップで優勝を果たしたが、

その記録、何と!! 59分33秒!!!!!

17年前にマークしたモグス選手の

59分48秒を更新したのだ!!

学生新記録が誕生する今大会。

とてつもないライバルの出現に、

日本勢は今後どう戦っていくのか。

篠原選手は8位に入り、

やはり故障気味だった旨をインタビュー時に話していた。

 

女子のレースでは、鈴木亜由子選手が奮闘するが、

ライバル勢の中には、

本当に女子かと思うほどの実力を持つオマレ選手が参戦!!

オマレ選手のペースが異常過ぎて、

日本勢がなかなか追い付けない展開に。

そのままオマレ選手が何と!!

大会新記録を大幅に更新する1時間06分07秒でゴール!!

続く2位に入ったチェプキルイ選手も大会記録を更新!!

ハイレベルなレース展開となり、

来年以降はこの大記録を超える兵が現れるのか。

 

午後からは別大マラソンを観戦。

今年も今年の箱根駅伝を制した

青山学院大からの参戦が主力となっているが、

現役の青山学院大の倉本選手も初マラソンで参戦。

 

序盤の1kmは、3分05秒で展開。

5km地点までは、先頭集団は3分/kmペースを維持。

10km地点でもペースは変わらず。

中間地点では、意外にも給水をする選手が目立たなかった。

しかし、後半戦へ向けてレース展開に変化が現れ始める。

 

青山学院勢(OBも含む。)は、

まだまだ余裕の走りを見せるが、

ペースメーカー離脱後、

ついに倉本選手が既に遅れ始めてしまう。

(正式には29km地点で。)

 

30km以降、下田選手がトップに立つが、

ライバル勢のペースも上がり始める。

先頭集団には、あの岸本選手の他に、

ニューイヤー駅伝で活躍したデレセ選手の姿が!!

終盤に入り、36km地点でデレセ選手が

ついにトップの下田選手を追い抜き、トップに立つ!!

39km目前では、岸本選手が下田選手を一瞬追い抜くが、

40km過ぎで、再び下田選手が2位浮上!!

 

しかし、デレセ選手の強さは変わらず。

そのままトップを独走し、

堂々の優勝(2時間07分58秒)を果たした!!

2位は下田選手が入り、岸本選手は3位と、

青山学院大勢(OB)が活躍した。

昨年の“よこたっきゅう”こと、

横田選手のような大記録には及ばなかったものの、

流石、箱根駅伝を盛り上げた青山学院大勢(OB)の実力!!

今大会では、デレセ選手が強過ぎたが、

来年以降は、日本勢の活躍にもまた期待したい。

 

2024/02/05 まある