海外で日本人が起こしやすいミス | 住野康博〜アメリカとカナダで挑戦し続ける者〜

住野康博〜アメリカとカナダで挑戦し続ける者〜

すみちゃんとも呼ばれています。セカイとニッポンの間で挑戦中。長いアメリカ生活を終え、カナダへ。カナダで経営者しています。

日本で精進した日本人が海外で活躍する話しは最近、聞くようになりましたが、海外に住み着いている日本人が大きく活躍しているという話しは日本ではほとんどされません。海外に住んでいる日本人で、現地で成功している人はいます。共通している事は物の見方が日本人側からと西洋側の両方から見れるということです。ここで大事な事はどこの人の視線から物事を見てるかです。例えば、日本にいる海外からの人との接し方と、海外に移住して海外で過ごしている人達との日本人の気質の見方は変わります。日本に来ている外国人は日本に興味があるか、長期に滞在している為、文化に直接触れて学ぶ事ができますので、日本の文化に対する理解力も違います。ここでは、海外に成功しようとしている海外在住の人の視点からいう形で話しを進めて行きたいと思っています。

私は23歳の時から海外に飛び出し、その後、色々な人と働く機会にたくさん恵まれました。アジアからヨーロッパ、そしてアメリカ人など、本当に色々な人に出会い、一緒にアメリカという国の中で働きました。その積み重ねていく経験の中で、色々と葛藤や考える時間が多々あったのも事実です。そして、この葛藤と経験が自分が海外で起業する際に大きく役立つと思っています。

最近、日本人を見ていると、日本人のある気質が日本人が海外で通用しにくくなってるのを実際に見て感じます。日本人の間には”暗黙の了解と”いう独特な空気が流れています。これは常識や定義に基づいて、余計なコミュニケーションや質問をしないで済むようにするという、日本の気遣い心から来ているものです。要は日本人は、こんなのは当たり前、状況を改善するにはこうしなさい、だから、わざわざ細かく説明させないで、という定義が頭のどこかにあるのです。これはどうしてかというと、日本人が真面目で、怠けた考えや道徳心がない事を一般的にあまり好まない事にあります。

しかし、西洋の文化は違います。アメリカでもカナダでも大義やゴールと同時に”説明する”事が何よりも大事です。間違っているなら、どうして間違っているのか、そしてなぜ改善した方がいいのかを細かく説明しなければいけません。この説明出来る事が信頼関係を構築するのに大きく役立ちます。西洋の考え方は物事を一から一緒に話して、徐々に段階を得て、色々な方向を模索しながら、組み上げて行く事が基本です。日本のように大義とゴールを決めて、それらの途中までの過程は役割分担をして効率良くしていくという形にはあまりなりません。

その為、日本人は西洋の文化から見た際に説明下手なんです。そして日本人は基本的に真面目で向上心があるので、仕事場でもこうしなよとか、それは間違ってるでしょとかいう言い方をします。しかし、ここで多国籍の人との問題が起きます。それはなぜ、そうした方がいいかという”説明不足”という事です。なんで間違っているのか、どうして改善しなければいけないかと言う事を説明しなくてはいけません。その為、日本人ばかりのコミュニティーや職場にいると、この”説明する”という能力が全くできない人間になってしまうのです。そして、この”説明できる力”がない人と海外との取引きやグローバルなビジネスにおいて、成功する事はないでしょう。なぜなら、これらの人はコミュニケーションよりも良い商品を送れば成功できると思っているからです。これは典型的な失敗パターンです。

私のお店では多くの女性と多国籍の方が働いています。その中で上記の典型的な日本人が他の従業員とぶつかり、仲が悪くなってしまう事がありました。これは何が原因かというと、上記の”説明する力”不足が大きな原因になっています。日本人の、特に血液型がB型、そしてA型の人(笑)はこれらの”説明する力”が非常に低いです。もちろん、経験の問題もあるのですが、日本人だけのコミュニティーで時間を過ごしていると、この説明力が欠け、大きな損失になる場合がよくあります。

自分を理解してもらうのに、自分スタイルでいる事は大事です。それを相手が見て、感じ、相手がこういう人なんだという事に気づくからです。しかし、逆に相手を理解する時には、自分の定義や考えに縛られず、相手の立場やバッググランドを調べ、それに見合ったコミュニケーションに沿って理解し、コミュニケーションする事が何よりも大事だと思われます。そして、その葛藤とAdjustment (自分の考えの調整)する事が、自分をよりCapacityが深い人間にしていくものだと私は思っています。



住野康博~アメリカのシアトルとカナダのバンクーバーと日本で挑戦し続ける者~



”簡単に達成できてしまう事ほど、全く意味がない”というクォ-トです。私がいつも心に言いかけている事です。状況を難しくし過ぎ、困難に打ち勝つ事を生き甲斐にすることも悪くないですが、これらの困難に自分を置く事が習慣化して、日々チャレンジしなければならないと言う気持ちが芽生え、自分を追いつめ過ぎ、ゴールを見失ってしまうのもよくありません。しかし、基本的には理にかなってるQuoteだと思います。人生はバランスが大事なのです。

私のDay off。
最近どのような生活をしてますかというと、例えば土曜日に店を閉めた後に、いざ、夜の9時にカナダのバンクーバーを出発。


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国境を越えて、アメリカに入国して、真っ暗なI-5を走り続ける.......11時を過ぎ。


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そして眠気と戦いながら高速約3時間で12時過ぎにシアトル到着。そして仲間と共に作業とコーディングを始めます。そして3時頃まで作業をして少し寝て、その後また一日作業をして、みんなで食事をしてリラックスして、夕方にシアトルを出て、夜の10時頃にバンクーバーに帰って来るというパターンが続いています。


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私は海外で本当に人材に関して恵まれてると思います。エンジニアとは全然疎遠だった人生を歩んでいましたが、今はどんどんエンジニアの仲間ができていきます。シアトルにはたくさんのIT社の本部があります。マイクロソフト、エクスペディア、そして各アメリカのIT社で活躍している人達がどんどん参加してくれて、少しずつ世界が見えてきました。これらの人を束ねるのは至難の業ですが、それは今までの経験でカバーして一緒に楽しく作業する事が大事だなと思う今日この頃。

ちなみに私はビジネス系の人達とのつながりが多かった日は、このようにパーティーがあると、このようにワインを皆で飲みかわしながら、商談するというのが多かったのですが、


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これがエンジニアのパーティーやディナーになると。


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ワインがパソコンか携帯デバイスになります(笑)おもしろいね、よく見てみると。ちなみにうちのチームと新しいメンバーです!彼らに私のビジネスに説明する事約2時間。最初は質問や、ビジネスプランが穴だらけだよって言っていた彼らですが、人を納得させるのが得意?というか情熱とプランを説明するのみですが、最終的に”それ、おもしろい”と言わせる事ができました。最高だ!これからもどんどん仲間が増えて来るといいですな!成功する為には良い仲間と話し合いながら少しずつ進めて行く事が何よりも大事です。その為、ビジネスや、アイデアが行き詰まっている時に提案や行動ができる仲間というのは、本当に大事にしなければいけません。そして、そう言う人のみが生き残って、成功できるのだと思います。

バンクーバーにあるKishimotoというお寿司屋さんで頂いたマンゴーキューカンバーロール!おいしかったですよ。日本でもこれからロールが絶対に流行ると思います。

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