お前は少しうつむきやせた横顔で笑う
昔のキズをいやしにどこまでも旅を続ける
ヤクザな町には今日も朝から
風が吹き荒れて
気がきいた事なんか何も見つからない
あの日もお前はイラついてたのさ
ほんのはずみでお前はブレーキがきかず走り過ぎた
誰もが見えない 落とし穴に会い
誰もが悲鳴を上げて助けを求める
暗がりにおびえながら
お前は友達もなく恋人もつくらないで
毎日コンピューターと部屋の中でたわむれてる
おやじはいつでも仕事に追われて
おふくろは鍵を預けて夜の町にでかけてゆく
真夜中 駅には浮浪者があふれ
真夜中 おまえは一人始発を待つのさ
淋しさに震えながら
お前は少しうつむきやせた横顔で笑う
昔のキズをいやしにどこまでも旅を続ける
お前は少しうつむきやせた横顔で笑う
昔のキズをいやしにどこまでも旅を続ける
(トラブルド・キッズ/ARB)
ギターコードAのカッティングではじまる
シンプルなイントロが
実はものすごくカッコいいっ………‼
たまにこの曲を歌わせてもらうのだが
やっぱりこのカッコいいギターを再現することができない
ただただ歯がゆいばかりである
この曲は1983年にリリースされたのだけれど
なんだか21世紀のこのふざけた時代を予言しているようではないか
『毎日コンピューターと部屋の中でたわむれてる』
なんて歌詞を30年以上前に平然と書ける
石橋凌ってスゴいよな……
ここ数日徹夜の仕事が続いている
寒空の下で始発を待つ時に
オレの頭の中ではこの曲が鳴り響く