ルネサンス時代のブライダルリング〜ギメルリング〜
ヨーロッパ・ジュエリーの400年展から  その2



今回も前回に引き続き「ヨーロッパ・ジュエリーの400年展」から
ルネサンス時代にブライダルリングとして多く見られたギメルリングを紹介します。
ギメルリングの「ギメル」とはラテン語の双子を意味するゲメルスから来ています。双子、つまり2ッのリングが1つになっているリングです。
現在でもブライダルリングとして時代に合わせシンプルなデザインのブライダルリングとしてギメルリングを目にすることがあります。また、ブライダルリングにおいて永遠の愛を表す∞(無限)をデザインに取り入れていたりするのもこのギメルリングからかと思います。
ギメルリングのギメルはGimmelで、日本のトップジュエラーの1つでもある「芦屋のギメル」はGimelで意味合いも違います。




第1章 ルネサンス・ジュエリー1540~1600年から

宝石白1-4メメント・モリ・ギメルリング



(1-4a)
センターのテーブルカットの石(宝石)はダイヤモンドとルビー
写真右側に見られる赤い丸っぽいモノはハート(心臓)を表しそれを手で包み込んでいます(支えている)。



(1-4b)
リングを開くと輪の内側にラテン語で「神が結びつけ給いしものを人をして2つに分かたせるなかれ」と彫られ、現在でもリングの内側にメッセージを刻んだポージーリングがありますがポージーリング自体は13世紀頃から存在します。



(1-4c)
リングを開くとベゼルの下の空洞部分に赤ちゃんと骸骨が見られます。
キャーッ、叫びキモっ、あせると感じますが・・・m(u_u)m
これはメメント・モリ(死の表象)であり、生から死、つまり永遠をあらわしていると共に「我々は裸で生まれたのだから所有する全てを置いてそこを去る」という宗教(キリスト教)的なモノも感じさせます。


ゴールド、エナメル、ダイヤモンド、ルビー
16世紀後期〜17世紀初期
アルビオンアート・コレクション
当方、自社スタジオにて撮影





以下は「ヨーロッパ・ジュエリーの400年展」へ出品されたモノではないですが、同時期のギメルリングです。
写真原板(ポジフィルム)が帰ってきていませんので印刷物よりスキャンです。











サイドを見ると、こちらのリングも手でハートを支えています。
内側にはドイツ語で「愛するときも悲しみの時も、神よ我らを共に守りたまえ」と彫られエナメルが施され、また、花と燃えるハートがエナメルで描かれています。


ゴールド、エナメル、ダイヤモンド、ルビー
16世紀後期
ドイツ
橋本貫志・コレクション
当方、自社スタジオにて撮影









正面から見たときダイヤモンドとルビーをセットした黒エナメルで施されたハートを両手で支えており、リングを開くとメメント・モリであるベゼルの下の空洞部分に赤ちゃんと骸骨が見られます。



ゴールド、エナメル、ダイヤモンド、ルビー
1615年頃
ドイツ
橋本貫志・コレクション
当方、自社スタジオにて撮影





現在の感覚でメメント・モリをリングに施すのは〜ちょっとキモい叫びですが・・・m(u_u)m
この時代、ブライダルリングに多くの思いがこめられていたことを感じますラブラブ
メメント・モリも生まれたときから赤い糸で結ばれていて死が訪れるときまで共に歩みたいと言う気持ちの表れからだったのかも知れません。

今回ブライダルリングとしてギメルリングのみ紹介ですが同時期他のブライダルリングのデザインも手を組んでいる(握手)ものなど、凝った作りのモノを多く見受け、結婚にこめられた思いを感じます。





メモ最近、ブライダルリング離れ、つまり買わないカップルが増えているとか・・・しょぼん
たまたま見た昼の情報番組の調査では45%の方が不要と回答していましたが〜
私個人としては、ブライダルリング見直して欲しいです恋の矢
昔からエンゲージリング(婚約指輪)は「タンスの肥やし」と言われちゃうけど〜それは「タンスの肥やし」にしちゃうのがいけないのょ〜〜〜

まぁいかにもエンゲージリングだと、日本だと〜婚約・新婚時代を除くと会社で付けづらいとか〜家事の時邪魔だとか〜色々あるでしょうが・・・・
欧米ではエンゲージリングに限らず、皆さん沢山の指輪を普段から付けています。

いかにもエンゲージリングは・・・と言うのであれば、今は様々なデザインのリングがありますし、マリッジリングとセットでデザインされたセットリングと呼ばれるリングもあります。
それでも付けづらいのであれば、お手元にあるネックレスの鎖に通してペンダントトップにしても可愛いですょラブラブ!
鎖はできるだけ太めの切れにくいモノにして下さいな。
切れると縁起悪いしょ。




ベルブライダルリングには誓いの意味もありますが、女性にとっては保険の意味もあると私は思っています。

1っは、浮気防止。テレビドラマなどで男性がマリッジリングをはずし浮気するシーンとかありますょね〜。
でも普通の男性はマリッジリングを見て「いかん」と我に返ります。
孫悟空の金箍児(きんこじ)みたいなもんです、怪しいと思ったら金箍経(きんこきょう:三蔵法師が唱える経)を称えてみて下さい。

2っ目は一般にエンゲージリングはダイヤモンド、地金はプラチナかゴールドが多いですが、いざという時(最悪別れが訪れたとき)、売ればお金¥になる。
ダイヤモンドもプラチナ、ゴールドもある意味世界共通通貨ですし、年々その値段は上がっています。(ダイヤモンドはこの20年でドル建てで取引価格が倍になっています・・・品質等により変化あり)
ダイヤモンドに関しては大きく質が高いモノほど価値が高く高価です。
ですので、エンゲージリングは資産でもあります。持ち運びが出来る「モバイル資産」と言えます。なので「タンスの肥やし」にしないで下さいなニコニコ

3っ目は2っ目に近いですが、もし、もし大きな災害などでご主人と生き別れになり苦しいとき、きっと貴女に力を貸してくれます。婚約結婚の頃を思い出し生きる力になるでしょうし、困ったら現金化することも出来ます。




メモ最近売れ筋のエンゲージリングはダイヤモンドが0.3カラットあたりと聞きますが・・・・予算アップし0.5カラットup欲しいところです宝石白
上記のようダイヤモンドは大きいだけでは資産価値はありません。
深夜のテレビで見る、そこそこ大きいダイヤモンドのネックレスが安いのは〜大きさだけでその質は・・・・



目ブライダルリングを現実的に見て見ましょう〜
例えば30歳で結婚し70歳までと考えたら40年。
一般的言えば40年以上でしょう。
40年間、月々1人1000円と考えると〜
1ヶ月2人で2000円
2000円 X 12ヶ月 X 40年 =96万円
このぐらい愛に注いでも良いのではないでしょうか!?
96万円あれば、男女マリッジリング買っても、そこそこのエンゲージリング買えますょ〜指輪
愛をお金で計算するのは・・・・ですが〜あせる
1ヶ月2人で2000円と考えると、これからの二人の生活においても大きな負担にはならないのではないでしょうか!?
昔、「婚約指輪の目安は給料の3ヶ月分」というCMありましたが〜あの計算は良いとこいってると思います。

指輪ブライダルリング、毎日付けていれば傷つきます。
リングの傷は磨きをかければ綺麗になりますが、いいじゃん傷ついて歪んでもと私は思います。何故!?それは二人だけの思い出の証ですから、じぃさんばぁさんになった時感じるモノあるんじゃないかな〜

ではでは