12月16日でゑびすやは、
今年の営業を無事に終える事が出来ました。

 

お客様には、
「今年もお世話になりました」とか、
「良いお年をお迎えください」とか、

まだ早過ぎて言い難いし、

早々に店を閉めるのが後ろめたく、
穴があったら入りたい(-_-;)

そんな気分でした。

でもお客様がかけて下さるお言葉は
本当に温かくて、

 

「ゆっくり休んでください」とか、
「久保田さんが一番やりやすいやり方でやって下さい」とか、

自由気ままな商売をさせて頂いているのに、
優しいお客様に恵まれて、
なんて幸せなことかと思います。

さて穴と言えば、
七十二候では12/12~12/16が、
熊蟄穴(くまあなにこもる)の季節でした。

 

熊や他の動物が冬眠する時期に入った今、

今年の営業が終わり、
毎日私も家の中にこもっています。

もともと家の中にこもって、
こまごま動いてるのが好きなのです。

 

でもやらなきゃいけない事よりも、
まずはやりたい事をやろうと、
前々から読みたかった漫画を一気に読みました!爆笑


それは呼吸法の倉橋竜也先生が紹介して下さった
「ハルの肴」という漫画で、


浅草の居酒屋の店主に拾われた若い女性が主人公で、
はじめはおつかいも満足にできなかったのが、
やがて出身地である北海道の素材を使った
オリジナルの料理を店に出すようになる・・・という話です。

 

面白いのは一つ一つの話のタイトルが、
七十二候になっています。

今年は呼吸法の仲間と七十二候を学んだ事もあり、
ぜひとも読んでみたいと思っていたのです。



8巻まであるのですが全巻読んで、
感動して久しぶりにたくさん泣きました。

ハルが、
「気持ちば入れないば・・
仕事がタダの作業さなってまう・・
おいしくなってけれっ!」

と祈りながら料理するシーンがあります。

仕事がタダの作業になっていないか、
どれだけ気持ちを込めているか・・と

自分を振り返りました。


ハルを見ていて思いました。
料理を作る原動力は、
人を想う気持ちなんだな・・と。

 

人とのご縁、
心をこめること、
自分に正直であること、
自分を表現すること、
人が持つ可能性、

大切なことを伝えてくれた漫画でした。
そして、私にはこれを読む時間がある!
それもまた嬉しいことでした♪

店を早々に閉めて何をやっているのかと思ったら・・

「マンガ読んでんのか~い!!」
の話でした💦


※「ハルの肴」全巻、Kindle Unlimited会員さんは無料で読めます。




ライ