人にだけ神がいらっしゃると思ってはならない。神がいらっしゃらないもの存在せず、神がいらっしゃらない場所はどこにもない。だから、神がいらっしゃることを知っているかどうかの違いである。人は自分に神のいらっしゃることを知らなければ犬猫と同じである。犬猫と同じにされることを恥じるのであれば、我が国の神道を学びなさい。

日本各国に一宮があって、その国を守る神がある。村々にも守る神がある。産土という山川橋や道を守る神がある。これは天の神の道で自然に従い斎祀る。これは、神の国の道である。このように全てを守る神がある。どうして人の身を守る神が存在しないと言えるのだろうか。祭礼は神を敬う天下の道である。私事の祭りではない。祭りは神道の基本である。

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これは付喪神に現れるように全てのものに神が宿ることを意味しているのでしょう。

付喪神は物をずっと使っているとそこに魂が宿るというもので、神というには疑問符が付きますが、本居宣長的な神の定義からすれば「畏れ多いもの」であるのでいいのかなと思います。こういう神というのは、一神教の絶対神からしたらとんでもないということになるでしょう。

一宮については、国司が派遣されたときに最初に参拝すべき神社云々があるようです。

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www.jinja-net.jp

が、それはそれとして明治に合祀と合社で村社と郷社がほとんどなくなってしまいました。村社や郷社だからといって格が低いかというとそんなことはなく、御祀神は一宮と変わらなかったりします。

ただね、本文に産土神とありますが、その者が生まれた土地の守護神で死ぬまでも守る神と言われており、山や川は別のもの神の依り代だと思うんですが。

宝袋 7

宝袋　7