恵比寿屋さんは実はこういう高校の卒業生です。野球部とサッカー部が女子生徒を巡って乱闘騒ぎを起こし、警察出動の事態になるような高校でした。

 

授業は英語は中学校卒業レベルの英検4級が受からないのが半分、本当にすごかったです。一応普通科だったんですけどね。

 

何でそんなところに入ったか、色々事情はありましたが、最終的には某大学に推薦で決まったのがいたので、頑張ればそこぐらいは行けるだろうということで、泣く泣くそこにしました。ですが、入学した年にそこの推薦がなくなり(入学した卒業生の成績が悪すぎが原因)、この底辺高校に行った意味が全くなくなりました。そこからは学校さぼりまくりで、自分で勉強してましたよ。

 
入って感じたこと、お勉強ができない生徒はルサンチマン思考が強すぎ、何かしようとすると全力で妨害が入るところでした。彼らにしてみればこいつだけかっこいいことはさせたくないという発想だったみたいです。こういう連中を教育するのは至難の業だと思います。
 
最初は教育委員会も気合入れていい先生を送り込んでいましたが、恵比寿屋さんが卒業するころには諦めきった先生ばかりになっていました。
 
どうも教育委員会は校長を評価するのに、卒業率、大学進学率、特に国立進学率で評価する傾向にあるようですが、恵比寿屋さんの目からしたら卒業率の高さは学力を十分に身につけさせないで追い出しているだけにしか見えません。こういう底辺高校は高校であっていいのか?という疑問がどうしても残るのです。
 
高校卒業資格試験を全国一律受験させて、それに合格しなければ中等教育課程修了、単位取得、満期退学でいいのではないかと思っています。
 
で、今中学生で高校受験を控えている人たち、またその親はよく考えたほうがいいです。十代で一番思考も学力も変化が激しいときにランクを落としてトップを目指そうとしても、ルサンチマン思考の中でどれだけ自分を維持することが難しいことか。卒業しても同窓会の盛り上がり方、人脈、さまざまなところでもっといい高校に行っておけばよかったなぁと感じますよ。