「胸いっぱい、腹にもその教えが溜まっているけれど、元日早々あまり叱るのも良くないので、今日の所は十に八つは女の教訓について言っておこう。女のことだけだとは絶対に思うなよ。妻が酷いときは皆夫の教えが届いていないか、夫の素行が悪いかで、女は見ている世界が狭いので世間知らずである。とにかく夫一人を頼りにするのが、身分の上下関係なく一般的なことである。その力と頼る亭主がろくでもなく不埒なことをしたり、酒を飲みすぎたり、芸者遊びにのめり込んだり強欲不道のことをすれば、さらに小さい心では病気になったりけち臭さも出たり、癇癪を越したり、やきもちの塊で死んでしまうだろう。こういうのは誰の過ちのせいか。全て男のがやったことが原因である。道は夫婦から始まるので、夫婦の間が正しくなければ、子孫は全く上手く行かない。夫が正しく生活していればその妻は安心して、妻は何事も夫の良し悪しをああだこうだとは言わず、妻が妻として貞順の道をしっかりと守るだろう。

 

そういうときは否が応でも好きであろうが嫌いであろうが、私がやってきて福と寿命を与える。」

 

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この当時だから、夫が稼いで妻が家を守るってのはそうなります。女の心が狭いかどうかはともかくとして、家庭の仲が良いというのは理想ではあります。皆さん外面がいいだけで、中は分かったものではありませんが、少なくとも外面だけは良くしましょうよ。

 

夫場ペット並みとか言った国会議員のような、ギャグにもならないおバカさんみたいなことを言っていたら、どんなに才能があろうが何だろうがいい訳ないですよ。夫婦喧嘩は夫婦の間だけでやってください。寝屋のことはどんなことがあっても外に漏らしてはいけないというけど、そういう事なんですよ。

 

でもね、癇癪もちは恵比寿屋さんとしては一番嫌いなタイプで、これだけ我慢してやったのに!って勢いで爆発するみたいですが、そりゃこっちだって相当我慢してますから。そこをきちんと言えない人は、さっさとお引き取り願っています。人間として最低ですから。