連日ニュースで物価が上がっているというニュースが出ています。恵比寿屋さんの居住地のスーパーでもやっと1パック10個入りで300円台になりました。それでも世間から見たら安いと思います。

 

やっとこれで日本の食糧安保に目が向くかと思ったら、まず、鳥フルで殺処分が相次いだこと、ウクライナVSロシアのせいにしている報道が多すぎて驚きます。他人事なんですよね、マスコミも。

 

ああいった報道は根本が分かっていません。確かに、鶏用の餌となる小麦はじめ雑穀はほとんど輸入品です。ウクライナがああなったせいで、小麦の供給が減って、雑穀にも影響は出ています。ですが、本当に怖いのはここからです。

 

養鶏業者は、自分の所で繁殖させて採卵していません。ヒナを買ってくるのですが、それは輸入品です。ここからして危険でしょう?ほぼ毎日産卵する白色レグホーンは、毎日卵を産む代わりに卵を温めることをしません。人工的に温めて羽化させます。そして、雄雌を分けて、雌だけを輸入してきます。

 

ある程度年齢のいった鶏は卵を産まなくなるので、今度はその鶏を肉用にする場合がありますが、あまりおいしくないので出汁になるようです。

 

ここで気づくと思いますが、ヒナから餌まで輸入に頼っているのです。太らせて大きくするのが日本国内というだけで。

 

だから、卵はもっと高くていいのです。その分を食料安全保障で農業振興に回すべきなのです。

 

こういう状態になったのは農水省と農協のせいですよ。せめて耕作放棄地を飼料用の雑穀を作るように転換を進めるべきだったのですが、減反したら転作は認めないという国家を潰す政策をやってきたせいなのです。