ヘ へりくだり 腰をかがめよ 商人の 横柄なるは 人も疎むぞ

と とり付きの 小商いでも 精を出して 稼げば末に 家蔵の主

ち 近づきも 馴染みでないも 分け隔て せずに正路の 商いをせよ

り 吝嗇をして 銭金のばすとも 積み置くのみは 石瓦なり

ぬ 盗み物 私物は 安くとも 買うな後日の 難儀思いて

 

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「へ」は、某有名商社の営業部長が言っておりましたが、これは絶対ここが買ってくれるだろうと思うところに話をしても、15社に1社話を聞いてもらえれば御の字だそうです。ならば、その辺のセールスマンが40社に1社でも話を聞いてもらえるのであれば、それでも十分なのです。

 

3,4人に声をかけて買ってくれないと怒る人がいますが、まだまだです。会ったこともない人に話をするのであれば、なおさらです。そして、時間差で成果がやってきます。

 

嫌味を言われて追い返されても、次があるかと思って対応しなさい。・・・と近所の車のディーラーに言いたい!

 

「り」について、吝嗇(ケチ)と節約(始末)は違います。

 

本当の金持は始末をしっかりやっていますが、ケチは所詮ケチで終わります。