巡り合わせ悪い人は、足ることを知らずに暮らして、何をやっても満足せず、いつも驕りの根っことなり、次第に衰えていくことになる。さらに、自分の本心に昔の貧乏を基準としているので、自分の心が満ちることを理解している。だから、家はよく整って繁昌するので、わずかなお金でも金持と評判をとる。ならば、この上り坂というところに目をつけて、このように崩れかかる財産を回復するだろう。多くの下り坂にある人は、昔の基準で今の貧乏を判断する。こういうのを杓子定規というもので、商売の基準ではない。

 

下り坂を転じて上り坂とすれば、今一つの状態になった人が二十貫目の金がある人は、うまい具合に行っている十貫目持っている人より上ではないか。

 

古い言葉に、昨日の貧乏は未だ全く貧乏ではない。貧乏は今に至ってはじめて貧乏というのだと言われている。貧富ともに限りはない。その分を応じて見て行けば、貧富の違いはない。貧富の違いがない境界に至れば大金持ちになる元である。

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面白いもので、「金がない」「時間がない」とよく言っている人は、やはり駄目ですね。稼ぎが悪い。金持ち程そういうことは全く言わないです。やはりやるべきことはやってますし、リスクも負っています。

 

当たり前じゃないですか!と言われそうですが、「金がない」「時間がない」と運を逃しているんですよね。いや詐欺でも「儲ける気ないんだろ?」と脅し文句の中にもこういう言葉を使う人がいるようですが、金持ちはそんなことは言いません。

 

これも言霊なんですかねぇ。金がない、時間がないを繰り返して言う人は、金が寄ってきません。