「富んでいる人は、あながち貪ろうという気はないですが、金が金を生むとか言って、よそより様々な便利なことがあって、人が持ち寄ってひとりでに儲かるようになります。こうして嫌が上でも溜まるものです。そうは言ってもある金は捨てられず、また捨てる理由もないことで、無駄に使う訳もなく、そういう人はどうのようにしたらいいのでしょうか。」

 

「そのように自然と儲かる金は、天から与えられたものでその金を貰わなければ却って禍を受けると聞きます。その一方で金を増やしたい人は、だいたいの人は貪っています。金はあればあるのに任せて使って、その上で臨時の出費があって、どれほど資産があってもちょっとでも油断していると減っていきやすいもので、十分に注意しないと金は溜まらないものです。金を持っていても他人に施す気がなければ、溢れてしまうのです。易経では、「富有る者は用心しなければ、盈つれば欠けるとので、調子に乗って慢心してはいけない。富めば富むほど、大きくなればなるほど、身を低く、謙虚な姿勢にならなければいけない」とあります。その意味をよく理解していれば、やがて十六夜空や人の世の中。」

 

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本当の金持ちは、ガツガツしていません。本当に自然体で金を稼いでいます。ガツガツしている人は、客が怖がって逃げていきますね。

田舎でそこしか店がなければ仕方なく買いますが、今のようにネット通販が発達するとそんなところでは買いたくありませんので、ネットで買うようになるでしょう。ネットでもガツガツしているところはなんとなく分かります。値段をしょっちゅう動かして、さっさと買えよとプレッシャーをかけるようなところは正直買いたくありません。

金を持っている人は、ありとあらゆるところから寄付を求められるようです。アメリカでは財団を作って奨学金やら貧困対策云々と言ってますが、あれは税金対策です。日本は寄付文化がないと揶揄する人がいますが、日本は陰徳善事の文化なので、目立つ形での寄付はしないというだけなのです。