甘いお菓子を

あなたを見つけてから
私は変わりました。

鏡を何度も見たり
溜め息や笑うことが増えました。

そして今日はあなたへ渡すクッキーの練習をしました。

きっとあなたにこの努力は気づいてもらえない。
むしろそれでいい。

手紙を読みながら食べてもらえるようなシンプルなお菓子でいい。

叶うとか叶わないとかの簡単な想いじゃない…

どんな言葉が合ってるのかも分からないけど、あたしはあなたを見ています。

初めての会話がこのプレゼントを渡すとき。

応援メッセージと一緒に、この表現しきれない気持ちも伝わってしまえばラクなのに…。

少しでも力になれるように、たくさんの思いを込めたよ？

明日…また休みに入る前に頑張ろう…。

恋と憧れ

初めてあなたが
私の目に留まった。

そして私はあなたが
先輩だということに気付いた-…

黒縁めがねをした横顔を見つめていた…
まるで吸い込まれるように。

その日から私は
いつもいつでもあなたを探した。

登校時間も休み時間も昼休みも放課後も…
毎日があなたでいっぱいになっていた。

目がたまにあうと
単純な私は自惚れてしまう。

挨拶も出来ない私は自分自身に嫌気がさすよ…"明日こそ"って毎日思ってるよ…？

学校のある日は、早く土日になれと思い、いざ土日になると逢いたくて仕方ない。

ねぇ…この思いは憧れ？それとも……。




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