平野博文官房長官は10日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場の移設問題を巡り、鳩山由紀夫首相が期限とする「5月末決着」について「決着の仕方はいろいろある。5月末のありようをしっかり閣僚間で決める」と述べた。地元や米側、連立内での調整が難航していることを踏まえ、「完全決着」は見送る可能性を認めたものだ。

 鳩山政権の閣僚からは「5月末決着」の先送りを容認する意見が相次いでいるが、政府首脳から公然と先送りを認める発言が出たのは初めて。これに先立ち鳩山首相は記者団に「5月末(決着)というのは私が国民の皆さんに申し上げている」とした上で「みんなでこれでいこうという方向を必ず出したい」と語った。【横田愛】

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