大槌へ入ると津波の威力はさらに増し、アスファルトがはがされて道路がべこべこでした。
ここにも火事の跡。
「ここには友達の家があったの」
まったく手つかずのガレキの山。
「片付いている所はね、ご遺体があったところなの。
自衛隊はね、ご遺体の捜索に必要なところだけ片付けるの。
自分のうちは自分で片付けなさいっていうんだ。」
無理でしょ・・・。
そこら中たちこめる、大地に還って行くあのにおい。
それを少しでも遅らせようと大量にまかれた消毒薬のにおい。
ガレキを毎日みていると、こころまでそうなってしまうような感じで眠れない。
だけど自分のうちの大切な思い出だから、他人に見せたくない気持ちもまだある。
潮風にのって桜の花びらが舞っていました。
ここにも火事の跡。
「ここには友達の家があったの」
まったく手つかずのガレキの山。
「片付いている所はね、ご遺体があったところなの。
自衛隊はね、ご遺体の捜索に必要なところだけ片付けるの。
自分のうちは自分で片付けなさいっていうんだ。」
無理でしょ・・・。
そこら中たちこめる、大地に還って行くあのにおい。
それを少しでも遅らせようと大量にまかれた消毒薬のにおい。
ガレキを毎日みていると、こころまでそうなってしまうような感じで眠れない。
だけど自分のうちの大切な思い出だから、他人に見せたくない気持ちもまだある。
潮風にのって桜の花びらが舞っていました。