「矢沢永吉からのメッセージ」
1980(昭和55)年2月10日放送。

 

この頃ほとんどのテレビ出演を拒否してきた矢沢永吉さん。「若い広場」スタッフの1年半におよぶ交渉の結果、
この時はじめてのテレビ・インタビューが実現。 聞き手は、ジャーナリストの中部博さん。

 


番組は冒頭、NHK放送センターの正面玄関に、当時は珍しいアメリカ製の大型乗用車で颯爽と乗り付け、スタジオまで闊歩するロックミュージシャン・矢沢永吉の登場シーンから始まる。

そして、本編のスタジオインタビューでは、40分余りにわたって、矢沢は司会でルポライターの中部博を相手に、トークを展開。「自分に自己暗示かけてもいいから、『俺は天才だ』と言い切れるアーティストになろうと思った」や「子どもたちには自分の経験から、漢字とひらがなだけはちゃんと勉強しろ」といった話など、テレビにほとんど出演しない理由から、自身の音楽観や子育て論までざっくばらんに語った。