うめてんの様子
お葬式(仏式)での娘・うめてんの様子。
控室(和室)では
正座した状態で持参したSwitchをし、式の開始まで待っていた。足を崩す私に対して
「きちんと正座したほうがいいよ」
と注意してきた。
控室なんだからいいじゃん……
読経中は
耳塞ぎ、たまに頭振り、たまに手振り、全般的に姿勢崩れ。落ち着きなし。私が睨むと姿勢を正すものの、数秒後、元通り。でも立ち歩きとか声を出すことは無かったので、そのままにした。
後からうめてんに聞いたところ、お坊さんが叩く「チーン」が嫌だったらしい。
「うるさすぎる。あんなの我慢できない」
と言われる。イヤーマフか耳栓が必要そうだ。
頭振りや手振りは……チーンを我慢するための感覚遊びみたいなものかな。小さい頃は顕著だった頭振りや手振り。小4の今は減ったが、こういう時に出てしまう。
お焼香は
「私が先にやるから、それを覚えて、同じようにしてね」
「うん、わかった」
と指示した。
だがしかし、うめてん棒立ち。出来ず。
うん、これは大人でもよく分からない作法なので仕方ない。私が横に立って、やり方を指導したら出来た。
棺に蓋をするときは
司会の方が「お顔を見られるのは、これが最後となります。どうぞ皆さま、最後にお別れの言葉をお掛けください」と言い、うめてんは
「おじいちゃん、ありがとう」
と言うことが出来ていて感心した。
私は胸がいっぱいで、何も話しかけることはできなかったのに。
そしてその後、棺桶を運ぶのも積極的に(嬉々として)協力していた。これは、YouTubeで「棺桶ダンス」なる動画を見るのが大好きなので、その影響だろう。※ガーナでは陽気にダンスしながら棺桶を運ぶらしく、その動画がバズっている
火葬後のお骨上げでは
係の方の「こちらは大腿骨です」などの話をちゃんと聞けていて、箸も協力して使うことができた。
そして、
葬祭ホールでも火葬場でも休憩室でも、スタッフの方やお坊さんにちゃんと「ありがとうございました」と言えていた!
一時期「恥ずかしい」とかで「ありがとう」を言い渋ることがあったのだが、このたびは自分から言うことができていた。どうかこれが続きますように。
読経中の挙動不審さはあったものの、お葬式にはしっかり参加できておじいちゃんにお別れすることができた。
うめてん、よく頑張ったよ。
しかし正直なところ、
気になる。やっぱり気になる。この挙動不審さ。
この挙動不審さは大きくなっても続くのか?子供ならまだしも、大きくなったら一般に許される範囲を超えている気がする。聴覚過敏から来るものだろうが、たとえば読経中にイヤーマフつけるとか、普通に考えるとマナー違反なような……。ヘルプマークをつけた方がいいか?
もう少し成長して本人に障害告知ができたら、こういうときにどう対策するか話し合っていったほうが良いだろうな。