『ねえ、お母さん。私が思っていること、甘えなのかな。私の努力が足りないかな。』

私は70歳になる母親に聞いてみた。76歳の父親はあそこのベンチで、ベビーカーに乗っているオムツや飲み物を見張っている。

冬の山の公園。鉄の柵に突進して崖に落ちたがる息子を中腰で押さえ込んで、息子の命を守る私。

隣で紅葉の写真を撮る私の母親にもう一回、聞いてみた。

息子が落ち葉に夢中になっている隙を見て、そっと聞いてみた。

『ねえ、お母さん。私、息子と出かけるとき、私以外に大人2人ほしいんだ。

ようは息子+大人3人いないと、この激しい息子の命は守れない。

初めての場所へ息子と行くとき、ヘルパーさん2人欲しいなって思ってるんだ。

荷物持ちのヘルパーさんと私と反対側で手を繋いでくれるヘルパーさん。

甘えなのかな?ねえ、お母さん。私、わがままかな?どう思う?』

『よくやってるよ。』

『え?』

『私は、やっちんのようには出来ない。よくやってるよ。』

『わがままじゃないかな?お母さん。』

『わがままじゃないよ。甘えじゃないよ。必要だよ。ヘルパーさん2人必要だよ。見てればわかるよ。やっちんの言うとおりだよ。』

『ありがとう。お母さん。』

ヘルパーさん2人はきっと今の時点では無理だろう。そんなんはきっと私の甘え。分かってる。

でも、私の気持ちをお母さんに認めてもらえたこと、少しだけ救われた気がした。

共感が私を救う。りたりこでも共感してくれる仲間に本当に救われてる。ありがとう。