ブーケ作ってみた前回の水仙の折り紙を利用して、ブーケを作ってみました。初めてにしては、たぶん、うまくいったとおもいます。それにしても、最近の水仙もカラフルになりましたね。驚きです。ではでは、短いですがこれにて。如月でした♪Android携帯からの投稿
100のお題で一つの作品を!? その4848.彷徨 何でなんだろう。最初この二人に会ったときは何も感じなかったのに、話していくうちに記憶が蘇ってくる。もう何が起きているのか分からない。だが、無意識に俺の方からの野崎先輩に近付き、キスをしようとした。その目線の先には早坂が怯えた様子で俺たちを見つめていたが、そんなことは気にもとめなかった。 あと少しで唇が触れそうになり、俺は我に返った。先輩も目を閉じて俺を待っている。しかも恥ずかしげに。思わず突き放してしまった。「すみません。先輩」 咄嗟に謝りながら顔を反らし、先輩の顔を見ないようにしたが、そうすると妙に気になって仕方がない。逆に顔が赤くならないように気をつけるのが精一杯だった。だが、意識すれば意識するほど顔の温度が上がってくる。そう思っているうちに先輩の手が俺の顎に触れた。「可愛いな」「そんなに見ないでください」「何を言ってんだ? 見るに決まってるだろ? やっと、捕まえたんだから」 先輩は俺を強引に後ろに進ませ、小屋の奥へ追い込まれる。怖い空気しか漂わない空間なのに、先輩の目と言葉が段々と甘くかえていってしまう。それが逆に怖い。「先輩。少し待って」「だぁめっ。俺はすぐにでも、手に入れたいタチなんでね」 急すぎる。俺は近付いてくる先輩の唇を拒んだ。そうすることでしか、自分を保つことが出来ない。もちろん、先輩の気持ちは嬉しいし。今の俺だったら受け入れたいと思う。ただ、そうしてしまったら俺は……。そう思ったとき抵抗する手を止めて下を俯いた。すぐに先輩は状況を把握してくれて、俺を優しく抱きしめた。「駄目ですよ。そんなに優しくされたら、俺、本当は誰が好きなのか分からなくなる」「いいんじゃない? 今、君は異性に二股をかけている訳じゃない。彼女に俺の存在を隠していればバレないよ」 先輩はそう言ってくれるけど、俺からしてみれば、この先、どちらか一人を選んでいくしかない。二股には変わりないんだし。それに、一時は早坂の事だってそう言う対象で見てしまった。そう思ったとき、俺の視界には先輩と早坂が同時に入ってきた。「バレますよ。俺、嘘つくの下手だし」「大丈夫。俺がちゃんと隠してあげるよ」 先輩がそう言って俺の額にキスを落としてくる。はっきり思う。この人はずるい。「だから、素直に俺の所においで?」 すでに思考回路があらぬ方向に向かっている。その状態での言葉。何もないところにただ一人、彷徨っている気分だ。「どうせ、今だって何も決められずに迷っているんだろう? だったら、迷う必要なんかないさ」 先輩は甘い言葉で俺の心を揺さぶった。
2012/07/10小説も書いていますが、折り紙でオリジナル製作しています。下の写真はまた試作段階の基礎部分。さて、ここから何が出来るのでしょうね。いろいろ模索しながら作ってみます。Android携帯からの投稿
ちょっとだけ訳あって18日までお休みします。それまでにたくさん書きためて行くので、再開を待っていただけると嬉しいです。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。如月でした。Android携帯からの投稿