ソフト・ワークス、2003年8月11日大阪なんばハッチ公演を収録するMoonjuneレーベルの2枚組。
言うまでもなくラインナップは
Elton Dean(sax,piano)
Allan Holdsworth(g)
Hugh Hopper(bass)
John Marshall(dr)
本来はソフト・マシーンとして活動したかったが、カール・ジェンキンスの許可が取れなかったためにこの名前となっている。
アルバム「Abracadabra」リリースに伴うツアーの一環として行われた日本公演の一つで、ライヴ・アルバムとするために録音されていたが、ホールズワースがその出来に納得しなかったためにお蔵入りしていたものだという。
ホールズワースが亡くなったのでこうしてリリースが可能となったわけだ。
もっともこの時点でマーシャル以外はみんな亡くなってしまっている。
曲目は
Disk One
1.Seven Formerly
2.Alphrazallan
3.Elsewhere
4.Baker's Treat
5.Calyx
6.Kings & Queens
Disk Two
1.Abracadabra
2.Madame vintage Suite
3.Has Riff
4.First Trane
5.Facelift
現ソフト・マシーンのライヴ・アルバムがリリースされたのもまだ記憶に新しい所だが、今更ながらよく出してくれたものだ。
ライヴならではの熱い盛り上がりにはやや欠け、それがもしかしたらホールズワースの納得出来なかった点かも知れないが、流石に聴き応え充分なパフォーマンスが展開されている。