国会図書館デジタルコレクションのコピーについて | 牧村しのぶのブログ

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国会図書館は所蔵資料のデジタル化を進めておりデジタルコレクション利用できます。

多くの資料は館内で限定公開されており、権利処理済みの一部の資料はインターネットでも利用できます。

原則著作権保護期間中のものは館内限定す。

 

まず使いたい資料を著者名、タイトル等で検索してみます。

 
牧村しのぶで検索した結果は「国立国会図書館内限定」です。

館内閲覧のみ許可されます。

「国立国会図書館内限定」のチェックを外すとゼロです。

電子情報の閲覧、プリントアウトは館内限定です。

インターネットでは閲覧できません。
電子媒体(CD-R、USBメモリ等)へのDLもできません。

漫画のデータの持ち出しはできません。

 

ただしインターネットで公開していないデジタル化資料のうち、絶版等の理由で原資料の入手が困難となっているものは図書館向けデジタル化資料送信サービスを利用できます。

(個人は利用できません。)

 

デジタルコレクション以外の所蔵資料も同様です。

館内閲覧限定で、複写申し込みにも制限があります。

館内閲覧ができない人は遠隔複写サービスを申し込むことができます。

 
複写は調査研究目的に限ります。
複写できるのは単行本の半分までです。
1枚の地図はその半分まで。地図帳は1つの地図の半分まで。
国土地理院作成の地図(CD-ROM以外)は調査研究目的なら全部複写可。
写真、絵画、楽譜は個々の作品の半分まで。
1ページ以下の作品は複写不可です(全部写ってしまうから)。
 
新聞、雑誌は発売後一定期間複写禁止です。

週刊誌は1週間、月刊誌は1ヵ月、季刊・年刊雑誌は 3ヵ月、新聞は当該日が経過するまで複写できません。

制限を超えて複写する時は著作権者の許諾書の提出が必要です。

雑誌に掲載された著作物(論文や小説)は全文複写できますが、

発送事務手数料、送料も必要で雑誌の価格と比べて割高な料金がかかります。利用は入手困難な場合に限られるでしょう。