軽くエコーについての前説を入れると・・・
超音波エコーはプローブと呼ばれる端子を見たい場所の真上に当てると、超音波を肌の上から体内に発射してくれます。
そして骨にあたって跳ね返ってくる音波を画像として見れる、という装置です。
身体の組織の種類によって、それぞれ音波を跳ね返す強さが違います。これを白黒の濃い薄いで画像化してくれます。
表皮から骨の表面までの深さによって跳ね返ってくる時間が違うので、組織の大きさや形も分かります。
メリットとしては、MRIよりも画像が細かいこと。動かしながら動画として観察できること。などが挙げられます。
デメリットとしては、写し出されるのが部分の断面なので体の構造を知らない人が見ると訳が分かりません。
・・・といった感じのものです。
では症例を、
左足第二趾基節骨骨折
(左足の人さし指の第2関節手前の骨が折れています。)
下図の緑の線のようにエコーをあてます。

骨の上にマークしてある緑の点のところで折れています。
エコー画像です。
分かりにくいですが、足の指を真横から透視した画像と考えてください。

矢印の先で黒い線が横に走っております。ここが骨折部位ですね。
やとう鍼灸整骨院
骨折の画像症例でした。