世の中、再び新型コロナの大きな波。

各地で蔓延防止等重点措置が出ていて、再び外に出る事に怖さを感じています。

肉親や友人との距離がまた遠く感じてしまいますが、今だからこそ出来るコミュニケーションを駆使して、直接会える日を待ちたいですね。

 

年頭に、今年も色々ご紹介していきますとお伝えしていましたが、なかなか実現できず…。

自宅に近くなるべく公共交通機関を使わない場所を探すのは困難ですね。

でも、改めて探すことによって地元を再発見できるこの時期ならではの楽しさも感じています。

 

今回ご紹介するのは、神奈川県横浜市港北区にあります「高田天満宮」です。

 

 

 

 

こちらへは、横浜市営地下鉄グリーンライン高田駅から徒歩8分ほど。

改札を出て一番出口から地上に上がります。バスロータリーを右手に見て通りを歩くと、交差点に天満宮との記載が。

住宅街を通るのですが、ここからは上り坂。なかなかの急勾配です。

息が上がってきた頃(何という運動不足💦)、顔を上げると鳥居が。到着〜!と思ったら何と長い階段が。これも修行でございます。

 

 

 

 

登り切って後ろを振り返ってみると、港北から都筑の観覧車が見えました。

天気の良い日中には富士山が、夜になるとみなとみらいの夜景が遠景ながら綺麗に見えるそうです。

 

狛犬さまに迎えられ、長い参道を歩くいて行くと社殿に到着。

 

 

山の頂上の開けた土地にこちらの天神さまは鎮座しておられます。

 

御祭神は、菅丞相霊(かんしょうじょうのれい)

聞き慣れない方もいらっしゃいますね。私も知らなかったのですが、菅原道真公の別称だそうです。

御神徳は、もちろん学問の神様なので、合格祈願・学業成就ですね。

他にも、五穀豊穣・技芸・芸能もあるようです。

 

 

 

 

この高田天満宮の御由緒はなかなか神秘的です。神奈川県神社誌によると、

正中二年(時は鎌倉時代、後醍醐天皇の時です)、5月25日の夜当地申酉(西南西)の方より光物が現れ、しきりに振動した。

夜になっても四方が昼間のように明るく、光物は遂に当地の山中に鎮り昼夜雷光乱れ飛び、人々が近づくことが出来なかった。

この時に小蛇梅の若木の下に現れ異香を放った。その様子は観世音菩薩が天神として垂迹したかのように思われた。

これこそ衆生済度の方便、大慈大悲と感じ、興禅寺弁珠法印が先達となって榊の枝を取って前に置くと、小蛇は榊枝の上に留まった。

時の領主桃井播磨守直常がこれを見聞し信心止みがたく社殿を建立し、当所一帯の氏神と仰いだそうです。

後で知ったのですが、ここ高田天満宮は関東のパワースポットして人気だそうです。この御由緒を聞いたら大変納得です。

 

 

 

社殿に向かい、伺ったことの感謝をお伝えしました。

最近、よくお参りの時色々な御祈祷中に伺うことがよくあります。

以前から、風が急に吹いたり猫さんが通りかかることはありました。

どこに伺うにもとても良いお天気ばかりで本当に不思議でしたが、どうやら神様から歓迎されているそうです。

本当にありがたいことです。

 

祈祷後に神職の方に御朱印を授けていただけるかお尋ねしたところ、お忙しいにも関わらず、快く応じてくださいました。

普段は神職の方が不在で、保土ヶ谷の杉山社が兼務されているらしく、それを知らずに伺ったので、もしかしたら御朱印を

授かることが出来なかったかも?と思うと、本当に神様に感謝です。

 

境内には、社殿右手に出世稲荷と招福辨天が祀られていました。

 

出世稲荷さんです。

 

左手に見えるのが、招福辨天さんです。

 

少し高台の木々に守られるように建っているお社を拝見していると何かとても不思議な心持ちに。
帰りも長い石段を降りることに。なかなか急な事を下りで実感。ちょっと怖かったので慎重に降りました。
気持ちがしました。

 

 

 

 

その時狛犬さまがこの場所に座しているのか、勝手に腑に落ちた気が。

ちょうど階段を上り切ったこの場所。この街を一望出来きます。

まるでこの街で暮らしている人々を見守っているかのように感じて、慈しみの心を感じながら、

高田天満宮を後にしました。

 

 

 

ニュースを見れば心が痛くなるようなことばかりが目立ちますね。

夜が開ける前が一番暗いと聞いたことがあります。

だからこそ、明るい光が差し込む日の為に準備をしていきたいとお詣りに行くごとに感じています。