5月に入りましたが、各所3度目の緊急事態宣言は発出され、近隣の市町村も

それに伴い外出や外食も儘ならない状況ですね。

 

気持ちも塞ぎがちですが、こんな時だからこそ、家で出来る趣味に挑戦したり

住んでいる街を散歩をして、自分磨きをしてみようかと思って過ごしています。

 

今回ご紹介するのは、神奈川県横浜市にあります神鳥前川神社です。

こちらは東急田園都市線の田奈駅より徒歩7分、青葉台駅からは徒歩15分程です。

JR横浜線からは歩くと20分位かかりますが、十日市場駅が一番近いですよ。

私の場合は、行きは田奈から帰りは青葉台へという感じで散歩も兼ねてみました。

 

田園都市線は青葉台駅までは、マンションが乱立していますが、田奈駅に降り立つと、まさに田園都市と呼ぶにふさわしい風景が広がります。

長くこの辺りに住み時には車でも通りますが、住宅と畑と川のコントラストが私は大好きです。

 

さて、田奈駅を降りすぐに横断歩道を渡り右に進みます。道幅はそう広くはないですが、

246号線をくぐると程なく左手に石の鳥居が見えてきます。

 


御祭神は、日本武尊とその妃弟橘比売命です。

後の明治の世になり近隣に祀られていた伊邪那岐命と伊邪那美命が合祀されることとなります。

 

ご神徳は、恋愛成就・縁結び・病気平癒・交通安全・勝負運です。

さすが、ご夫婦の神様ですね。皆さま良いご縁がございますように。

 

神社のお名前が神鳥前川神社と書き、「しとどまえかわじんじゃ」と読みます。

何気なく通り過ぎすぎていて意味を考えたことがなかったのですが、

「神鳥」は日本武尊がご逝去の際、神霊化され白鳥になった故事にならい、

「前川」は、弟橘比売命が荒れ狂った海から日本武尊を守るため、自ら海に入られた故事に

ならい前を流れる恩田川と重ね合わせて名付けられたと言われています。

 


階段を数段昇ると一つ目の鳥居が、そこからまた階段を昇りつつ二つ目の鳥居をくぐります。

階段を昇り切ると、鬱蒼とした木々が開け立派な社殿が目に飛び込んできます。



この社殿は、長い時を経て昭和63年5月に建設・鎮座が行われ現在に至るそうです。

 

まずはこちらに初めてお詣りさせていただく為のご挨拶をするために社殿へ。

併せてブログにたくさんの方がいらしてくださったお礼をし、最近の一番多くいただいた

いいねの数だけ、お賽銭を差し上げました。

これからも精進し、色々な感を研ぎ澄ませて皆様にお届け出来ますように‥・。

 


御朱印を授かる為に社殿左手の社務所へ。とても品の良い女性に対応していただき

より気持ちが暖かくなりました。

 

御朱印を授かった後、社殿の奥へ。駐車場の方へ向かって坂を下っていくと、左手に朱塗の鳥居がたくさん並んでいます。



そこを抜けると、右手に富士塚を仙元社(木花咲耶姫)として祀られています。

手前にある守護犬の首には安産祈願のお守りがたくさんついていました。


そして、左手に八坂神社(素戔嗚尊)と伏見稲荷社(宇迦之御魂大神)が祀られています。

 


前日の雨で、木々がとても綺麗で色々見上げて廻っていると、神楽殿の近くに看板が。



近くに行ってよく見ると、この木はムクロジといいはねつきの羽に付けるあの玉がムクロジの種だそうです。

ムクロジとは無患樹(無患子)と書き、患うことの無い樹だそうです。

あのライチの仲間だとか。ライチはレイシとも言い不老不死の言い伝えもありますね。

戦国時代からはねつきは厄除けの意味があり、今も女児の初正月に羽子板を贈る習慣が

あるのは、これ名残りなんでしょうね。

 




今回は、こんなご時世だからこその出会いがたくさんあったような気がします。

恐らく、こんな時期がしばらく続くでしょう。

嘆いてしまうこともあっていいと思います。

でも、そんな中でも少しだけ口角が上がるような小さな発見が出来れば。

ちょっとだけ幸せになれるような気がします。