2月も節分を過ぎ、立春大吉!とはまだまだいかない世の中ですね。

 

弊社はなんとか終息を迎えていますが、緊急事態宣言は解除はされていません。

小さい社会で経験した者としては、まだしない方がいいと思います。


何故なら、少し下火になっても燻っている火はあるので、それがまた燃え出したらと考えると、

今少し大人しく生活していたほうが将来的にはいいかと。


とは言え、制御出来ないのが現代社会。同じく危機感を抱いてくれている方がいたら嬉しいです。

 



さて今回ご紹介するのは、神奈川県横浜市港南区にあります永谷天満宮です。

こちらの御祭神は、皆さんも何度となく受験でお世話になりました、菅原道真公でございます。

 



本当に神奈川といいますか横浜も広くて、関わることがなければお詣りすることはない土地です。

この御朱印という事をしたからこそこちらにもお詣りすることが出来ました。重ね重ね感謝です。

 

この永谷天満宮は、横浜市営地下鉄上永谷駅より徒歩5分という現代には恵まれた立地に鎮座しております。

このコロナ禍において遠出が出来ない中なんとか初詣をと、そして皆様へお伝えするに相応しい今年の第一弾として悩みに悩みこちらにお詣りさせていただきました。

 

御由緒といたしましては、道真公が左遷に伴い播磨国に流刑となった五男菅秀才こと淳茂に与えたご自身を彫った御像を関東に下向した後、この地に居を構え道真像を奉祀したと言われています。

この地に左遷されてから、淳茂はお父様のいる西国に向かって毎日拝んでいたそうです。

 

明応2年2月、道真公が時の永谷郷領主宅間上杉家の上杉乗国に悪夢となって現れ、これを畏れた乗国が社殿を造営し道真像を御神体として安置したのが永谷天満宮の始まりとされているそうです。

こちらに「日本三躰」とあります。これは太宰府で鏡に映った自分を手彫りした木造を奉っているという意味になり、日本では、太宰府天満宮・道明寺天満宮(大阪)と、この永谷天満宮の3つのみとなり、極めてゆかりの深い神社という事になりますね。

 

環状2号線のすぐ脇に立派な鳥居があり、日本三躰ののぼりもはためいています。


鳥居をくぐると天神様には欠かせない牛さんがいらっしゃいました。今はコロナの関係で触ることが出来ず残念。


社務所の横を見ると、さすが天神様。受験日の早朝に合格祈願をしてくださるそうです。

私は中高受験しましたが、とても早朝はご遠慮させていただいたと(苦笑)だからこんな感じになってしまったのかと反省しきりであります(汗)

 



手水舎を過ぎ、右に神輿が収められている所、左手に社務所。真っ直ぐ見ると階段の上に神殿が厳かに建っていました。



そちらに遅ればせながらの初詣と自分の施設の平癒を祈願しました。(学業の神様ではありますが)神殿右手に上に登れる階段があるので行ってみました。

行く道すがらでは、水仙や早咲きの桜が咲き、鶯にも会う事が出来ました。



 



途中には、神社なのにお不動様があったり、丘の上には浅間神社や淳茂の塚もあり、その中には愛用した筆や髪の毛が収められていると伝えられているそうです。

 



浅間神社の裏手からは、富士山が観ることが出来てこんな困難の年明けではありますが、先の未来に少し希望が持てそうなそんな心持ちになりました。

 




私の住んでいる神奈川・横浜にこんな史実があるなんて。まだまだ色んな神社や寺院に知らないことがあるようです。


非常事態宣言が解除されたら、もう少し足を伸ばして私の知らなかった事を探しに行きたいと思います。

皆さんも、どうか好奇心の芽を自分から摘まずに時期がきたら大きく花開かせましょうね。