私の氏神様である誉田八幡宮(大阪府羽曳野市)は、応神天皇陵に隣接する神社です。というのも、かつては古墳の中、前方後円墳の円墳の部分に神社がありました。現在は、天皇陵から百メートルほど離れた場所に本殿があり、神社内から古墳に入れるようになっています。もちろん、普段は入れません。

 

秋祭りの9月15日の夜に、本殿のご神体を神輿に乗せて、元宮である天皇陵で神事を斎行するのですが、その際に氏子や崇敬者も古墳内に入ることができます。宮内庁が管理しているため、一年の内、この日の神事を行う約1時間しか入ることができませんが、唯一、足を踏み入れることができる天皇陵です。

 

しかしながら、今年はこの「渡御」と呼ばれる神事は中止となり、昨夜は御陵前で神事を中止とする奉告祭が斎行されました。毎年、秋祭りには多くの参拝者が来られますが、今年は神職と数名の氏子、崇敬者のみでの奉告祭となりました。

 

ご神体を神輿に乗せる際、神様のご神氣が周囲に濃厚に広がるのですが、今年は神様との密も避けることになり、とても残念でした。来年はいつも通りの秋祭りができるよう願っています。

 

いつもありがとうございます。

見えない世界を伝える神社ナビゲーター

市口 哲也