来週に迫りましたピアノ研究会のコンサートのためのステージリハーサルでした。

今回は聴いてくださっている顧問の先生の楽譜に赤ペンで書き入れていただけるというお約束でしたので、書き込み用の楽譜を作りました。その感想を書いていただいて演奏に役立てたいわけですので、ちゃんと紙テープで製本した楽譜を作って持って行きました。

一応本日の欠席の方もいらっしゃいましたが、5時からの会場の夜の部をお借りしてリハーサルをいたしました。

昨年は幹事でしたので、最初から最後までリハーサルの時には会場におりました。

今年は皆さん、例年より意欲的に取り組んでいらっしゃるように思いました。

60回記念の会ということもあるのでしょうか。

そういう私も、今年は連弾の演奏もいたしますので、特別といえば特別ですが………

 

まだお勤めをしていらっしゃる方や、、メンバーの中で意欲的に取り組んでいらっしゃる方、もともとかなり高いピアノの技術をお持ちの方と様々な段階の方がいらっしゃるのです。

それぞれの段階に応じて、自分の力をフルにいかして、演奏されていらっしゃいました。

実は8月の私たちのサロンコンサートでピアノを弾いてくださる方は、この研究会の方です。

カバレフスキーのソナタをサロンコンサートでは1部の最後に演奏していただくのです。

2部の最初に、歌曲でフランスものを歌われる方がいますので、ドビュッシーの曲を演奏していただくことになっております。

 

実はこの方のカバレフスキーの演奏を聴くために、このリハーサルに最後まで残って聴かせていただきました。(プログラムの最後が彼女の演奏なのです)彼女の持っている雰囲気に良くあっているように思いました。

 

私は今マーラーの楽譜も頭に入れたいと思っているのです。

ハイドンの曲は先日一度、清里のコンサートで歌いました。

10日経って、慌てると歌詞が混じってしまうことからまだ抜けきれていませんでした。

声の色など細かいことは、先日の大先生レッスンで注意されましたので、考えて練習はしていたのですが………

ハイドンはまだ曲自体に勢いがあるので、大先生のご指摘の通りのアーティキレーションで歌うことができるように、細かいニュアンスを大事にして歌ったのですが、まだそれが身に染み付いていないと申しますか、そんなことを考えたり、ホールの響きを気にしたりしていましたら、先日と同じことを繰り返してしまいました。

反射的に出てくる言葉がすっと1番の歌詞で出てきてしまったりするのです。どんなことがあっても反射的に出てくる言葉が、すっと自然に正しい歌詞で出てくるようにしなければなりません。まだまだ練習が積み重なっていないのですね………

せっかく畳み掛けるようにして本番の演奏しているのに、本当の意味で身についていないのです。きっと………

いつも本番前にこのラインを超えることができると、ピタッとはまってくるのですが……

今回は超えられるでしょうか………

 

(先日のレッスンでは、マーラーの歌でゆっくりじっくりと歌う2曲に関して、ずっと同じ声の色であったこと、歌い方の変化が普通であったこと。歌っている中で「ああ美しい」と感じる声がなかったこと。などなどご指摘があって、「そういう歌い方だと退屈だよね」と言われてしまったのです。「引き続きそういう声を探してね」とのことでした。)

 

せっかく響きの良いホールで歌うことができるのですから、こちらで演奏できる幸せを感じつつ、後ろのあの席まで届けることできる演奏をしたいなあと、演奏しながら思っていたのです。

 

〜残念ながら来年は抽選に外れてしまいましたので、こちらのホールで演奏することができません。他の会場になってしまうことが決まってしまいました。

とても残念です。〜

 

今年こちらで演奏できる幸せを感じながら、本日感じた残念な点を直しておきたいと思います。