昨日は今度7月のコンサートの時に歌うハイドンの歌曲を伴奏してくださる方と伴奏合わせをいたしました。

場所をとってくださったのは結構大きな公のホールでした。

このホールへは、かなり以前、10年以上は経っていると思いますが、行ったことがあるのです。

しかし近頃はとんとご無沙汰していて、最寄駅に降りたこともなかったのです。

夜の時間帯でしたので少し早めに行って様子を見ないとたどり着けないかもしれないと思っておりました。

近頃は少しご無沙汰してしまうと大きなビルが建っていたり、駅もホームや改札口の形が変わってしまったりで、わからなくなってしまうことが多いので。

そして昨日行った駅の建物はすっかり変わっておりました。

しかし、駅前のタクシー乗り場がある広場、それに続くアーケード街は昔のままでした。

一言で言えば、そちらのアーケードは昭和の匂いのする雰囲気のお店が並んでいるのです。

懐かしい感じがする道を抜け、表通りに出て歩いて行くのですが、考えていたよりも遠かったように思います。

記憶に頼って歩いていたのですが、そこで初めて場所の検索をしてみました。

 

この日はこのホールの特別な日で、このホールとピアノ( スタインウェイ D274 )をセットで貸し出してくれる、ピアノ練習日という日なのです。朝から一枠2時間ずつを単位に、夜の20時まで貸し出してくれるのです。

そういう日でしたので、こちらを借りてくださったようなのです。ありがたいことです。

定員600名のホールですから、音の響き具合もよくわかりますし、私も自分の声がどういう風にこの規模のホールで響いていくか、試して見ることができました。リハサールのような形で良かったと思います。この方の伴奏で、7月の最初の清里音楽祭では、パーセルの曲も入れて3曲歌います。(清里の音楽堂は200ちょっとの定員のようです)

ピアノ研究会では時間の都合でハイドンの2曲だけですが、昨日は清里で歌う曲も入れて3曲合わせさせていただきました。(ピアノ研究会の本番のホールの定員は440名です)

というわけで、昨日の会場が本番の両会場よりも大きかったわけです。

第一声が、いつもと違う感じでした。息を多めに身体に取り込み、喉を開けて歌ってみました。

この息を身体に入れる時に変な力がは入らないように息を吸うというのではなく、リラックスして身体に取り込むことが肝心なのです。広さと声の響きという感覚は慣れることが必要ですね。これだけ広い会場ですと、自分が発した声がどこまで飛んでいくかの感覚がいつもと違っていることに気がつきます。

 

ハイドンの2曲は、6月2日にメンバー同士の聴き合い会があります。

今回は私も連弾を弾かねばなりませんので、今日はピアノの連弾の合わせ練習に行ってきます。

歌とピアノと両方を演奏するという器用さは私にはないように思いますが、今回は仕方がなかったのです。

 

昨日の「ピアノ練習日」の私たちの前のホールの時間帯を使っていらっしゃったのは、小学生くらいの女のお子様でお母様と出ていらっしゃいました。

コンクールを受けるのか、コンサートでもあるのでしょうか?

600名定員のホールでスタインウェイを弾いて練習するわけですから、何かあるように思いますが。

何にしろこういう風にホールで演奏しておくことができるのは、幸せなことです。

もちろん私も幸せでしたが………

 

今週はせっかく、《天地創造》の練習がない週ですのに ( 合唱練習は月3回ですのでどの週かに一回休みがあるのです) 結局 その空いた部分に何故だかいろいろなものが入ってきてしまうことになるのです。

 

実は、先週王子ホールのコンサートの時にメガネを落としてきてしまったようなのです。

探して探して、記憶をたどって行きましたら、王子ホールに落としてきてしまったのではないかというところまで考えが至りましたので、問い合わせの電話をかけてみました。

そしてめでたく該当するものがあったようなのです。

良かった………

 

というわけで今週も毎日出かけることになってしまいそうなのです。