週末の金曜日。この日はお弟子先生レッスンでした。

実は前回の大先生レッスンを受けてどちらかといえば、この曲で今回は何を学ぶかというお話を交えて、大先生の意図ということを、お話しくださいました。

 

まず自分でやってみたのですが、大先生の意図というところでいつも自信がなくなる私としては、この曲では0から始まる気持ちでおりました。

メロディーラインは歌えるようにしておきましたが、極力このメロディーに流されないように淡々と歌うことを心がけました。

 

また最初に戻った形です。

でもコンコーネのメロディーを歌うよりは気分的には良いかな……

 

まず今回は、呼吸の仕方を直し、息を吸うのではなくフレーズの終わりで身体をリラックスさせて自然に息を入れる。深いところからの息が自然に入る時、それに伴って喉が開くのでその状態を把握できるまで、そのメソッドを繰り返すこと。

まずそれだけに集中すること。

「他のいろいろなことは今は考えないこと」とのこと。

まずはここから。

自分でもまず、ヴォカリーズを練習してから今回のコルンゴルトを歌っておりました。

それがコルンゴルトに少しでも良い影響を及ぼしてくれることを願ってはいますが、楽曲として歌うときにはどうしても、そのメソッドに気を付けて歌うことができなくなるように思います。

あまり無理をしないように、コンサートはコンサートとして伴奏者と気持ちを合わせる方向で歌いたいと思います。

来週末に、伴奏者が受講する今回の曲の伴奏部分を題材にしたピアノのマスターコースで歌います。その後にすぐ第2の本番が来ます。どちらの場合もかなり気を使いますが、あまり無理をせずに、今自分ができる範囲で歌いたいと思います。

ピアノの先生はやはりウィーンの方で、受講する方の力量に合わせて、確実にその技術をアップさせてくれる方として有名で、マスターコースの申し込み者が殺到しているとのこと。

私の伴奏者も、一度受講してすっかり気に入ってしまったようです。

今回も歌の伴奏で受講するよりも、自分が弾くピアノの曲に焦点を当ててレッスンをしていただくことを勧めたのですが……

 

お弟子先生に言われました。「あなたは声を持っていらっしゃるのでどうしてもそういう方向で歌われるし、そういった方向で歌ってもある程度の評価を得られてしまうので、どうしても今やっていることから逸脱しがちなのよね……」

 

でも、ヴォカリーズは今回のメソッドを忠実に行います。

未だにズキズキ痛むところがありますから。

 

レッスンの後は久しぶりに会食でした。スペインバルで行われた女性だけの会でした。

相変わらず車を途中に留めているので、アルコールはダメでしたが、ノンアルコールカクテルを飲みました。気分だけですが、いつもと違った気持ちになれるというのがこういう場の良いところ。

アヒージョ、リゾットなど、若い人向けのなるほどスペインという感じのお店でした。

そういえば久しぶりかな、こういう会は。

夜まで続く蒸し暑さはたまりませんでしたが、こうやって気分が変わるのも時には良いかもしれません。