会が始まる少し前の時間帯にホームに着きました。
まだ、机やら椅子やらの片付けもこれからのようでした。
キーボードと楽譜の曲集と、オファーされた曲をコピーして貼って作った音楽会用のノートを持っていきました。
このノートは過去何年か分の、クリスマス会で歌った曲が詰まっています。
「きよしこの夜」はリコーダーで吹く時の調と歌う時の調が違いますし、その時その時オファーされるものが違うので一つの曲で、いくつかのバージョンが書いてあるものもあります。
何年分の曲かなと思うくらいたくさん楽譜が貯まりました。
しかし今年は、このホームがちょっと人手不足で大変そうです。
例年、夏祭りと、このクリスマス会は職員総出といった感じがあるのですが、今回は少々寂しい感じがしました。いつもよりスタッフの数が少ないように思いました。
入居の方の家族の数が、少し少なめだったかな?と感じました。
何しろ今回が一番大変のように思いました。
私も母親が元気でこの会を迎えられて良かったと思いました。
こちらに入居して6年目ですが、一回だけクリスマスイヴに入院したことがありました。
それ以外は、なんとか一年目からクリスマス会のお手伝いをしています。
無事にこの会を迎えられて何よりと思っています。元気で新しい年を迎えられるということは何よりのことです。
昨年はそれでも1月に緊急入院になってしまいましたが、今年は今のところとても元気なので何よりと思っております。
何しろ健康で、楽しくこの会が迎えられたことだけでも素晴らしいことだと思います。
実は木曜日に、ホームに行ったのですが、まだプログラムがきていなかったのです。
曲目の並びも知りたかったので、どういうプログラムになるかお訊きしたのです。
そうしたら、結局それから、会の進行を作ることとなりました。訊いて良かったです。
一応曲の並びを相談して、こういう流れで運営しましょうということになりました。
やはり今まで歌った曲ですと歌詞幕があるので、それを活用するためにも今まで歌った曲とダブっておりました。人手不足のおり、今までのものを利用することができて少しでも準備の時間を省くことができて良かったと思いました。
初めの頃、歌詞幕の作り方や歌詞の先読みの方法などをレクチャーしましたが、スタッフの入れ替わりで、すっかり忘れられたようです。
歌詞幕だけが、残っているのですね、これも立派な財産ですが。
昨年か一昨年では、紙皿を使って、ソーラン節を座っていても踊れる振り付けで踊ったように思います。
その紙皿にいろんな絵を描いて楽しそうに準備なさっていたスタッフの姿が思い出されます。今年は本当にそんな姿が見受けられずに、2日前になってもプログラムが決まっていないという、危機的状況だったのですが、本当に無事終わって良かったです。
始まってしばらく経って、先読みをしていただけてなかったのに気がつきましたので、キーボードを弾きながら、よみ、歌いました。先読みをすると歌っていただける声の大きさが違ってくるのです。
歌詞幕が見えない場合があるのでできるだけ先読みをしてあげる方が良いのです。
しかしこれも一つの技術なので、すぐさっとできるわけではありません。
できるだけ進行がスムーズに行くような補佐をしたいと思うのですが、なかなかやりきれないことがあります。 お話をしている時にもBGMがあった方が良いのか、2人羽織や、バルンアートの時にもBGMがあったほうがよいのか、その時の状況を見て考えるのですが、今回なんとかこなすことができほっといたしました。
本当はもう少しご相談をしたかったのですが、とても大変なスタッフの様子を見ているとそんなことは言えませんでした。
今年がやはり一番手が足りなかったように思います。(介護の現場は本当に大変なのです。)
しかし、短い時間でも家族の方々と過ごされ、楽しそうに歌っていらしゃる様子を見ると自分ができる範囲の、できるだけのことをしたいと思うのです。
会の後に、家族と一緒にケーキを食べて、紅茶を飲んで、ささやかにお祝いをするのです。
それまでにお客様がいらして、大きな声で歌ったり、サンタさんからプレゼントをいただいたりして、気持ちが高揚していたので、お客様が帰られてケーキもなくなるとなんだか寂しい気持ちがしてくるのか、ちょっと顔つきが悲しげになるのです。
これも祭りの後ということで仕方のないことです。
できるだけこういう機会をしっかりと楽しめるように自分の力を尽くしたいと思いました。
いつも、この会を終える度に「来年もこうやって元気にクリスマス会が迎えられるだろうか」と思うのです。
これが終わる度に本当に感謝の気持ちで一杯になります。
ちょっと早いですが
Merry Christmas❣️