前回のつづきでも無いのですが…

 

“インプット”“アウトプット”の割合を,自分自身でコントロールすることが,今後益々重要になってくるんだろうなって…

 

日々の生活が…「インプット時間<アウトプット時間」なら,枯渇するのは自明だもんな。

 

できればそれを,業務時間中の比率にしたいよね。

 

 

/働き方改革の現状

 

“働き方改革”の現状が…

 

業績,内部留保,税収のいずれも過去最高(ゆえに人件費上がらず)という,企業だけが得する結果になっている今日この頃,

 

残業抑制,時短はお上の方針で逆らえない。でも仕事は減らない。ゆえに…生産性を上げるしかない…

 

生産性を上げるというと聞こえはいいが,その実態は…

 

「会社では(給料分は)アウトプットだけにしてね」

「雑談は止めようね」

 

ってこと。

 

 

/インプットは業務時間外?

 

業務命令になるから,決して口にはしないだろうけど…企業の本音はこれだろうな。

 

「インプットは業務時間外でお願い!」

 

というか…結果的にこれだし。

 

でも,そうなると…さらに会社だけが得をすることに変わりはない。

 

長期的視点で,戦略的に…「私は,インプットを業務時間外でやりまっせ!」,「ほっといてくれても成長しまっせ!」と,ビジョンをもってやるのならまだしも…

 

 

/そこで…

 

ただ,幸いにも…今は,かなりの人手不足。ITに強い人は…さらに不足で,中でも“人財”となると取り合いになるぐらいの,むちゃくちゃ不足(笑)。

 

それを考えたら…業務時間中に,インプットさせてくれる企業を選ぶべきなんだよな。絶対に。

 

あるいは,少しずつでも…業務時間内にインプット時間を勝ち取っていくように戦略を立てるか。

 

アウトプットだけをさせて生産性を高めたい会社側との闘い(笑)。

 

 

そうしないと…

 

 

/いずれ枯渇する…

 

人生100年で考えれば…

 

20代だと残り80年,30代でも残り70年もある。

 

そう考えれば…「インプット時間>アウトプット時間」は必須。一時的であっても「インプット時間=アウトプット時間」ぐらいでないと…

 

いずれ枯渇する。 計算式で考えたら自明。

 

大丈夫? 

 

インプット時間とアウトプット時間の割合。

 

アウトプット時間=経験なので,経験を積むことはできるんだけど…我々のITの仕事って,知識と経験の違いって特殊だからな。知識は陳腐化が前提だし,経験と言っても…「マニュアルに書いてないこと」って結局,基礎知識だったりするし…経験が必要なのはヒューマンスキルや対人関係がほとんどだったり。

 

すべてを…経験で誤魔化せないんだよな。

 

知的資産の蓄積…できている?

 

 

 

/ひとりごと

 

そういや昔。

 

中小企業診断士(2次)とシステムアナリストに同じ年に落ちた時,使っていた参考書以外からの問題ばかりで…腹立って…当時,少しでも関連のある日経さんや同友館の定期購読誌を全部契約して毎日読み漁った。当時は,10種類以上あったと思う。

 

会社で,仕事中に読んでいた。

 

それが仕事になるように,お客さんに「高度なことやろう!」と,どんどん働きかけて(笑)。お客さんと最新技術について話をしなければならない環境を作ったら,それについて精通しないといけないもんね。

 

その後,資料を作る時には自宅で作業するようになった。もちろん業務時間中。作業場所が自宅。生産性が高いし,会社に資料無かったし。

 

自宅だったら…テレビを見ながら仕事ができる。2画面垂れ流しておけば,インプットしながらアウトプットもできる。

 

でも…会社では普通はテレビ見ながら仕事できないし(そこを自由にした方がいいと思うんだけど),それも理由のひとつで,会社を辞めた。

 

なんせ…昔からずっと…インプット時間とアウトプット時間の比率だけは崩さないようにしないといけないって思い続けていたからな。

 

すると,さらに…インプットの占める割合を高めることができた。

 

表現を詩のようにして,言葉の説得力をオーラで後押しし,相手からの非効率で意味の無い要求を断れるようになれば,さらにアウトプットの効率が高まり,インプットの占める割合を高めることができるわけだし。

 

かくして…独立後は「インプット時間>アウトプット時間」になっている。それで…インプットで温めてはいるものの…今は使わない資産もあれこれ蓄積されてくる。

 

 

資格試験になかなか合格できない人や,インプット時間が圧倒的に足りなくて将来に不安を持っている人は…

 

一念発起して,がむしゃらにインプット時間を増やすというのも一つの手かも。現状脱却の起爆剤として。

 

今,SEプラスさんの仕事で…IT資格の歩き方のところでいろいろ書いているんだけど,応用情報技術者試験の午後問題なんか,かなりバラエティに富んでいるんで,受ける受けない別にして,これに全部目を通したら…そこそこ知識付くと思う。

 

平成16年春~平成31年春までの15年半,30回分の過去問題(平成16年は春だけなので)。

 

というか…高度系含めて13区分の過去問題全部に目を通したら,それなりに面白いと思う。

 

もちろん,それだけじゃどうしようもないので…キーワードをひっかけて知識好奇心をくすぐるぐらいにしておいて…そこから,機会がある時にひとつひとつ突っ込んで調べて行くといいんじゃないだろうか?

 

過去問題で,どういうのが問われているのか?も掲載しているので,よろしければご賞味くだされ。

 

https://www.seplus.jp/it-exam-guide/