この春に御縁をいただいて…僕の書いた「プロジェクトマネージャ2018年版」を使っていただいた方…
次に…この秋,システムアーキテクト試験に挑戦される方!
同じく,その第1回目として…今後の学習戦略を立案するために知っておいた方がいいこと。
//SAの午前Ⅱ対策//
一言で言うと…応用情報or午前Ⅰ。雑多というかどこまでがSAか?どっちにも入る問題もあるし。ただ,SEの資格なんで…DB,NW,PM,コンピュータアーキテクチャ等必要だから仕方がない。平成26年以後の内訳は…おおよそこんな感じ。
①SA区分10問前後,
②セキュリティ(22-25)の3問
③PM,DB,NW,ES,FE,SM,ST(各1-2問)
午前が得意な人はいいんだけど…苦手な人は”少しずつ早めに着手。SAの過去問題を平成29,28は無視して…27年度より遡りながらチェックしていった方が良い。前半10問中心に。プラスそれだけでは絶対的に足りないので応用情報かな。AUの午前対策のような感じで。
レベル3,午前Ⅰで確実に点数取れる人は…9月に入ってからでいい。午後Ⅰや午後Ⅱには関係ないから。ただ,アジャイル開発未経験者は,アジャイル開発に関する情報は集めておいた方が良い。この秋と次の春は…アジャイル祭りになると予想。SAなんかはその象徴だもんな。
//SAの午後Ⅰ対策//
SAの午後Ⅰも,プロジェクトマネージャとは解き方が全然違う。同じような解き方をしてもSTのように難しく感じることはないけれど…時間のロスが大きくなるので注意が必要。
その違いは問題文の構造。PMは物語的に時系列に流れていく構造になっているが,SAは”業務の説明”,”システムの説明”,”要件の説明”,”課題の説明”など,要素単位で段落分けされている。したがって階層が1段もしくは2段深くなっていて,それゆえ必然的に箇条書きが多くなっている。
だから…PMと同じように前から後ろに順番に読み進めていっても記憶に残りにくく…”読んでは忘れ”を繰返すだけになる可能性が高い。そこで,SAのようにしっかり階層化(体系化)されているものが並んでいるだけの文章,すなわち箇条書きが多い場合は,どこにどういう情報があるのか?その場所を押えておくだけで,設問を見て解答する時に必要な箇所を過不足なく効率よく目を通読み方をする。
その解答手順を,過去問題を使って,時間を計って練習していくといいだろう。
また,SAの場合は図表(システムフロー,DFD,ERD,UML関連,機能定義書,CRUD図など)が多用されており,その図表ごとに問題文の構成パターンが同じだったりする。したがって図表単位でまとめるのもいいだろう。
最後に1点。基本的な業務知識が必要になる。財務会計,販売管理は必須で,できれば生産管理まではここで押さえておきたい。そうするとSTが楽になる。赤い本(ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本 第4版)でもいいけれど,データベーススペシャリスト試験の午後Ⅱ問題を読み込んでみるのも効果的。解かなくてもいいので。情報処理技術者試験の中で,業務について最も詳細に書いているのがDBの午後Ⅱになるからだ。
//SAの午後Ⅱ対策//
PMの午後Ⅱ対策で論文をしっかり仕上げているのなら,SAの午後Ⅱは恐れるに足りず。自信をもって挑んでOK。
念のため,論文試験全5区分共通のところに問題が無いことを2018年版のP.3~31で確認しておいて,次の準備をしていればいいだろう。
①設問アの前半部分(400字程度)を下記のパターンで作っておく。上手くいけば設問アは細則の20分で800字書ける。
・(システム摘要部分の)業務の概要(400字)
・システム概要(400字)
②得意なテーマ,苦手なテーマに分けて,苦手分野に対して知識を補充しておく
・アジャイル開発
・システム統合(システム間連携)
・パッケージの導入
・要件定義
・外部設計
・テスト
・移行
③他区分との問題の違いを理解しておく
PMとの違い(要件定義,テスト,アジャイル他)
SMとの違い(移行,設計)
まずはこのあたりからかな。
//過去の記事//
以上を踏まえて…過去の記事(昨年の記事)を読み返してみるところから始めよう。オンライン講座の受講生も,そこまでは同じようにしてね。
アメンバ記事を外すのも同じ。まぁ”資格・SA”のテーマで追っかけてもらったらいいんだけど…念のためこの後にもリンク貼っとくね。
【資格】システムアーキテクト 午後Ⅰ記述式 解答手順・考え方の例
後は被るけど…youtube動画
https://www.youtube.com/playlist?list=PL53uwBjWE-t7ulSQ2wD4Vn6AC3OJ5owT1
まずはこのあたりかな。
ひとまずこのあたりから開始しておけば,かなり有利に展開できるはず。オンライン講座受講生は必須ね。その間に,平成30年度対策を立てるために分析に入りますね。