鹿児島に雪が降ることは大変珍しい。

だから慌てて、カメラを起動する。

南国鹿児島では、
積もると言えば、桜島の火山灰の方が、
日常的なものだから、
一面の銀世界は、老いも若きも興奮する。
 
 
末っ子コーマルは、きょうも半袖短パンを貫いた。
 
 
母やすバーンは、雪の日も旗持ち当番。
 
「ほら!走ろう!あったまるよー。」


「走ると、風が冷たいもん!」
 

道路脇の雪を踏みしめながら、なるべく風を起こさぬように歩みを進めていた。
 
「雪をふむと、音がするーー!!」
 
めったにない感覚が、足元に広がる。
 
いつもより寒いけれど、いつもより楽しい登校時間だった。
 
 
 
 
「いえーーーい!」
 
通学路、視線の先に声がする。
 

 

 

 

 

 

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