節分の翌日。
 
暦の上では春というのに、
とても冷え込んだ朝だった。

冷たい空気をかき分けて、持ち場についた長男タイ兄。


ダウンジャケットを羽織っていた。
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ザクっザクっザクっ。

 
 
キャベツを刻む音が響き渡る。
 
 
寒いからだろうか。
とても空気が澄んでいるような気がする。
小さな炊事の音も、大きくこだましている気がした。
 
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キャベツを切り終えた彼は、生姜を手に取り、刻んでいく。
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薬味を刻む時、口元を緩めながら、いつも口にする言葉がある。


 

「好きなんですよねー。手に香りが残る感じが。笑」

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薬味を刻んだ手に残る香りを、自覚した時、彼は、早起きしてがんばった自分を褒めてあげたくなるらしい。

 

 

 

___そ、そうなんだー!( ・∇・)!



息子の意外な言葉に、母の口元も緩む。

長男のキャベツチャレンジが、始まった。

(次に続く→)

 

 

 

 

 

 

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