実に激動の1日。
午前5時すぎに起床したセーマンとみーたんは
朝から全力で飛ばしていた。
「音読したー!」
「もう日直の仕事終わった!」
「階段掃除も終わったー!」
午前5時すぎに起床したセーマンとみーたんは
朝から全力で飛ばしていた。
「音読したー!」
「もう日直の仕事終わった!」
「階段掃除も終わったー!」
「トイレ掃除も終わったー!」
素晴らしすぎる。
嗚呼。毎日、こんな日が続けばいいのに・・・(。-人-。)
早起きの得は三文どころではない。
「よーし!マラソン行こうか?」と冗談8割で発言した母。
まさか、残り2割の本気が、現実と化すなんて・・・。( ゚ ▽ ゚ ;)
素晴らしすぎる。
嗚呼。毎日、こんな日が続けばいいのに・・・(。-人-。)
早起きの得は三文どころではない。
「よーし!マラソン行こうか?」と冗談8割で発言した母。
まさか、残り2割の本気が、現実と化すなんて・・・。( ゚ ▽ ゚ ;)
朝も早よから、公園にて三つ巴のランニング。
「ただいまー!」と帰宅した午前6時45分。
玄関ではタイ兄貴が玄関掃除に精を出していた。
桜島が元気になればなるほど、アイツは忙しい。
降灰対策委員会副委員長の血が騒ぐ。(委員長は村長。)
アイツの灰掃除クオリティが、最近、上昇を続けている。
我が息子ながら、大したもんだ。
「タイ兄貴!ありがとう!!!!朝食は7時だからねー!」
「はーい!」
いつもどおりの会話を交わし、リビングに戻ると、
我が家のリーサルウェポン、コーマルがグッタリしていた。
「《おえーっ》したい・・・。」
・・・・え?おえーっ?!
と言っているそばから、リバース。Σ(゚д゚;)
・・・・え?おえーっ?!
と言っているそばから、リバース。Σ(゚д゚;)
目の前にいる、カワイイ息子は、
なんと、世にも恐ろしい嘔吐ゲリラーと化していた。
南無三・・・・。((>д<))
我が子に寄り添う時間を神様に与えられたのかもしれない。
ヤッスバーンは、ヤスチンゲールと姿を変え、看病に専念する。
そして午後には見事に快方へと向かっていた。
「ママー!お腹が空いたー!」というシュプレヒコールが止まらない。
ハラヘッテルンジャーの魂が、今ここに蘇る。
水分も少しずつ。食べ物も少しずつ。
回復の兆しがあっても、調子にのって食べさせると、泣きを見る。
オートゲリラーが容赦なく襲来するのだ。
おじや。煮麺。コーマル好みの病後食を提供し続けた。
午後三時。アイツは言った。
「ママ!おやつは?」
・・・・は?!( ̄□ ̄;)
此の期に及んで、おやつを食べたいとな?
あれだけ食べたんだから、少しは寝ておくれ・・・。(ヤッス、気が遠くなりそうよ)
母ちゃんというものは、
なんともワガママな生き物である。
我が子が具合が悪い時は、天女のように微笑み続け、
元気になると、途端に手厳しくなる。(え?私だけか?)
いかん!いかん!
元気こそ、素晴らしい!ありがたいことぞ!!!
あれだけグッタリしていたコーマルが、
おやつを食べたいだなんて、喜ばしいことではあるまいか!!!
なにを食べさせるかが、きっとその後を左右する。
消化のいいおやつ。体に優しいおやつ・・・か。
暑いから、冷たくて。。喉越しよくて。。。
よし!そうだ!寒天だ!桃を入れて、桃寒天だ!
ということで、久しぶりに寒天を作った。桃入り寒天。
アイツの喜びようは、凄まじかった。
見ているだけで、嬉しくなったし、
これだけであんな笑顔を見られるなんて!!!
「は?!おやつ?!」と躊躇した自分を反省した。
「っくーーーーー!ママ!!美味しい!!!」
「そう?よかったーーー!!!」
「ママ!すっごーーい!!!」
「あ、ありがとう・・・(寒天をお湯で溶かして固めなおしただけだけど・・・)」
みるみる元気になったコーマル。
パッと空気が明るくなった我が家に、さらに嬉しい話題が飛び込んできた。
「パパ、帰ってくるって!!!」
「やったーーーー!!」
特にセーマンの喜びようは、相当なものだった。
村長は、ずっと口永良部島で現場の取材にあたっていた。
その村長が5日ぶりに出張から帰ってきたのだった。
村長帰宅後、アイツは村長のそばを離れなかった。
ずーーーーっと付きまとい、ずーーーーっとニヤニヤしていた。
もちろん、日記も父との再会を喜ぶものだ、と信じていた。
でも少し、方向性が異なっていた。
日本語って奥が深い。会話って難しい、を実感した内容となっていた。
《だい;父がかえってきた》
きょう、ちちがくちのえらぶじまからかえってきました。
うれしかったです。
休日しゅっきんでくちのえらぶじまにいきました。
父に、ぼくは、
「なにでいったんですか?」ときいたら、
「フェリーでいったよ。」と言ってました。
サッカーは、雨だったので、ありませんでした。
セーマン。
君は、本当に、交通手段が聞きたかったのか?
果たして聞きたいことが、聞けているのか?
読了後、母はどうしてもざらつきを抑えることができなかった。
そして、
「父がかえってきた」ことに対する内容が、あまりにも薄すぎて、驚いた。
村長が帰り間際に、買って来てくれた、屋久島土産。
屋久杉のサラダ用のフォーク。
「安代、こういうの好きそうだ!と思って。」
連日2時間睡眠が続いていたというのに、
屋久杉の菜箸や子供達にお菓子を買って来てくれていた。
無事に帰ってきてくれるだけで十分なお土産なのに。と言いつつも、
その心遣いがとても嬉しかった。
父から母へのお土産を目にした、セーマンは、
不思議そうに母に尋ねてきた。
「ママ、背中、かゆいんですか?」
・・・・は?
「なんで、ママにだけ、孫の手なんですか?」
「・・・・・。」
どうやらアイツには、屋久杉のフォークが、孫の手に見えたらしい。
村長に報告すると、彼はひとしきり笑った後、
妻の目を見て言ったのだった。
「もしかして・・・これ、本当は孫の手なのだろうか?!」
「・・・・( ̄ー ̄)。」