大学生の長男が数日前に原付バイクで転倒したらしくちょっとケガをしました。

ケガの程度は肘を擦りむいたくらいで大したことが無くて

バイクも特に壊れたりしなかったようで不幸中の幸いでした。

 

ちょうど次男の陸上のケアをしている時に長男が帰ってきたので

長男の身体も見てみることにしました。

 

擦り傷は大したことなかったのですが

腕を打撲しているために腕が上がりませんでした。

 

腕を挙げようとすると肩が引っかかって痛いのです。

いわゆる四十肩や五十肩と同じような状態になっていました。

 

おそらく転倒の衝撃で肩の関節も痛めたのだと思います。

 

骨盤と脊柱の可動域が広がるようにして

腕や肩や肩甲骨の調整もしてみました。

 

こういう時は肩関節が炎症を起こしていて

同時に関節を守って動かないようになっています。

 

なので、無理に痛いのを我慢して動かすようにすると逆効果です。

痛みの出ない範囲で、気持ちよさを感じられる動きのみを味わいます。

 

少しだけ可動域が広がってきました。

でもまだ無理は禁物です。

 

毎日動かせる範囲でやれることをやっていくと

早く回復していきます。

 

また、通常このような状態で病院に行くと

ほぼ間違いなく湿布と痛み止めの飲み薬が処方されます。

 

しかし、湿布も痛み止めも回復を遅らせます。

 

炎症反応は組織の修復工事です。

炎症が起こることで治っていくのです。

 

このメカニズムを知らないと、炎症は悪いものだと捉えます。

そして炎症を鎮める治療が行われます。

 

痛みは一時的に和らぎますが、

修復工事が進まないので回復期間が長引いてしまいます。

 

ゆうべは長男に施術をした後に

肩の痛いところに貼るタイプの使い捨てカイロを貼りました。

 

カイロで温めるととても早く痛みが回復します。

 

もちろん大けがの場合には病院に直行ですが、

このようなちょっとしたケガの場合には

自宅でできることをやれば早く治ります。

 

操体法は慢性症状だけでなく、

急性の痛みの場合でも効果があります。

 

実際、次男の股関節のスポーツ障害についても

とても良い効果が出ています。

 

慢性症状でも、急性期のケガでも

基本は不快なことは一切しないこと。

そして気持ちよさを感じられることをすること。

 

これが原則です。

自然の原理原則です。

 

操体法は自然の法則の活用法ですので、

操体法が上手になると法則と調和して生活しやすくなります。

 

そして、何か不調を感じたときに

自分でケアできるようになります。

 

自分の内側に問いかけると

必要な答えが得られるようになります。