ごめん自己満だけど、でも嬉しいんです。アフリカでやってたバンドが快挙を成したんです。 | 「ぼっちゃん伝説」

ごめん自己満だけど、でも嬉しいんです。アフリカでやってたバンドが快挙を成したんです。

ごめん自己満です。
でも嬉しいんです。

前に投稿したけどモザンビークでやっていた俺のバンドがな
なんと俺のいた州で一番になってモザンで一番でかい大会に州を代表して出場することになったんだよ。
いやぁ泣けるよ。

あいつらの中には2年前にドレミも知らないやつもいてな
でも頑張って練習してなバンドに入ったんよ

教室も無くて、外で熱い熱い言いながら
地面に枝で譜面書いて
砂ぼこりにあおられて
弦の切れたギターをなんとかつないで

そんでやってきたんよ
そんなやつがだよ

モザンで一番のステージに上がるんだよ。
泣けるじゃない

俺はこれを作り方ったんよ

あいつらの街は俺が行ったときはみんな諦めててな
とくに若者なんて大人に騙され、政府に騙され
互いに信用もできずに
首都に行ってちょっと成功したやつらをねたんで

「ここに産まれたから運命なんだ」「金ねえからしかたないんだ」

ってみんな言ってたんよ
そこにな、俺は風穴を開けたかったんよ

こんなクソ田舎でもがっつりやっれば認められて
首都なんかに行く金がなくても成功できる道があるってな

やつらの中には床が無い家に住んでやつがほとんど
土のうえだからね
服だって数枚しかないし、汗かくとくせーのなんの
でもな、そんなやつらが
国中から集まるやつらと対等に
州の看板背負ってステージ立つんだぜ

州では確実に初めての事だからな

若者たちは夢見れるじゃない
頑張れるじゃない

結局さ、それがないと何があっても無理だと思うんよ
人間は機械じゃないからさ
1+1が2になんてないからさ
だから歌があってダンスがあって芸術があって
だから「むかつくけど明日も頑張ろう」って
「つらいけど前むこう」って
止まらずに歩けると思うんよ

あぁ見たかったなぁ
やつらがあのステージに立ってるの想像しただけで
泣けてくるよ

確実に行けるはずだったのに
行けなくなってしまったのは

やっぱり何か意味があんだろうな

今東北でありがたいことに復興のはしくれにかかわっていて
あいがたいことに音楽を使った心のケア支援をしてて
しかも使っている音楽がアフリカンリズムだもんな

見れないのは本当に悔しいけど
でもあいつらも俺がいなくなった後もちゃんと歩みを止めず
ちゃんと自分達の力だけでチケット手に入れたんだもんな

先週末からいろいろあって正直腐ってたけど
頑張ろうって思ったよ

俺にとって
俺の愛する生徒たちは
誇りだし
今の一番の力だな
汗臭いやつらだけど

彼等の成功をクソ祈ると共に
それに負けねぇようながんばりをこの場所で見せないとな。

じゃないと申し訳ないな。
俺が信じなくて誰が信じるんだよな己の道を

さぁ腹決めていきますか。

本当におめでとうBANDA MYUNA
そして愛する生徒たち

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