あれから、、
誰でもなったことがある口内炎。
あの白いやつ!
健康な人なら問題なかったけど、、
痛いけれど、、
体力がもともと落ちてるお父さんには、、栄養が摂れなくて、、その間に進行性のガンが大きくなってしまった
治療が受けれなかったショックが本人も大きく病院からもらった、うがい薬でなんとか喉に入れれるように頑張ってくれました
冷たいスープ作ったり、、とろみ付けたり、味を薄くしたり、、口内炎に響かない料理を調べて、、作ってみた。
お父さん曰く、、普通のご飯が食べたい
お父さんには、うがい薬という力強い味方ができた!せっせこ、うがいしてご飯待ちスタイルが始まった。
うがい薬で、食欲出るなら、もっと早く手を打てばよかった!すっごい後悔してる。
ダメだな、、何でもかんでも、、ガンのせいにしてしまうある意味繋がるけど、、ガンのせいで食べれないと思ってしまうし、、、口内炎なら診察行く前にドラッグストアとかに相談に行けたなー
お父さんは、口の中大きく開いて、、
毎日見せて、私に訴えてたのに。
口内炎ぐらいで、、食べれないわけじゃない、、。味覚が変わってしまった、、どうしよう、、って、毎日新しい料理を作ってはため息してた。
作っては、残り物の始末。
悲しかった。バカだなー。
とは、言っても今は違う。
ワンピースで言う、ゴムゴムの実をゲットしたかのように、、強気に出てる。
この例え笑。
お父さん、ヨボヨボのルフィみたいなんだもん。
お肉大好き。愛情深い。適当にポジティブ。
父 「こいつが、あるから何でも食べれるぞ!
コンソメはお父さん好きじゃないの。美味しいお肉食べたい!美味しいのが食べたい!」
私 「私が作るけど、私が作ってるんじゃないもん!料理本に言ってくれ!美味しくないのは食べるセンスがないんじゃない?」
ちっ。美味しくないだと?
腹立つわ〜〜。
でも、、幸せ。お父さんが食べれてる!
叔母に報告すると、奇跡が起きた!と返事がきた。
奇跡?笑
大げさやーんて思ったけど、、あんなお父さん見たら、そう思うかな。
食欲は生きたいという体からの発信だもん。
サッカーのてれび見ながら、、
私 「あの人倒されたけど、起きないね」
父 「あー、疲れてるから寝とるんだわ」
お父さんらしい、適当な回答に安心する
こんな会話すら、食欲ないと出来ない。
私 「明日は検査だね。がんばろ!」
拳を突き上げて見た。
父 「大丈夫だ、お父さんは心配ない」
え?クールだな。
間違いなく、言い聞かせてるんだと感じた。
無理やり、拳を突き上げて真似させた。
お父さんのグーパンチは私よりも、斜め下を向いていた。
「明日は〜〜検査〜〜だ〜〜。頑張るー?ぞ」
歌いながら、お父さんは寝室に向かった。
お父さんの心が、あっちこっち行ってる気がした。